■試験について 留学先の同済大学の試験についてですが、平たくというと中間試験と期末試験の二種類です。両者は試験範囲が異なるだけで問題内容自体に大した差はありません。「初级汉语」ではピンインや読解、短文などのペーパーテストを行います。内容は8割がた教科書準拠なのでこまめな復習さえしていれば大した問題はないと思います。なお、赤点は60点です。 「听力」においてはCDから流れる発音を聞き取って問題を回答する形式のペーパーテストを行います。内容は例によって教科書準拠で、試験内容もマークシート形式に近いものですが音声は一回しか流されず発音自体が少々早いので間違っても聞き逃さないように収支神経を研ぎ澄ますようにしていましょう。「会话」においては200文字程度の文章の発音、先生がする質問に即興で答えること、あらかじめ決まっていたテーマの内容で五分程度のスピーチを行います。判定は担任の先生がその場で出します。できるだけはっきりと大きな声でやるのはもちろんですが、無理に複雑な文法を使おうとするよりもたくさんしゃべった方が効率的です。手ぶりするなどしてもよいかもしれません。総じて教科書の内容に忠実にやってさえすれば悲惨な結果にはならないものと思います。普段からコツコツと単語を覚えておかないと後で後悔するでしょう。 ■五角场 五角场とは上海の楊浦区にある繁華街の一つで五つの幹線の合流地帯でもある交通の要衝です。五つの幹線は上空から俯瞰するとちょうど五角形の各頂点から中心点へと向かうような形状で内側の三角形の一つ一つに大きなデパートがあります。地下には空中吹き抜けの広場が作られていてそれぞれのデパートの地下に直結しています。デパートの内容も食料、衣服、化粧品、文具、書籍等、生活に必要なものは全てがそろっています。ここに来ればおそらく大概のものは手に入るでしょう。レストランも充実しているので食事をすることもできますがそれはあくまで種類の話であって高い所はかなり高いので事前に注意しておいてください。行き方は上海の地下鉄の十号線に乗って「五角场」駅に降りれば簡単に行くことができます。「同济大学」駅からだと十分とかかりません。近くてなおかつ品数も豊富にそろっているので休日などにふらっと行って帰ってくることも可能ですから積極的に利用してみてはいかがでしょうか。私のお勧めは第一食品というスーパーでここではあらゆる食品を購入することができます。値段も比較的安めですのでぜひ利用してください。