Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

同済大学
2016年10月号 国際文化学部 A.H

カルチャーショックについて

食事…これは日本にいるときに既に聞いていたことですが、中国人は食事をするとき肉や魚の骨をお皿の端ではなく、お盆や机の上に置きます。大学内の食堂や外のお店でもさまざまな場所で目撃します。お店に入っていきなり他人の食べ残しを見るというのはやはり気分の良いものではありません。また、机を掃除するとき店員さんが大変なのではと思います。

地下鉄…中国の地下鉄内は本当ににぎやかです。大きな声で話していたり、大音量で音楽を聴いていたり、イヤホンなしで動画を見ていたり、食べ物を食べていたりなど本当に自由で、日本ではなかなかみることのできない光景が広がっています。また、特に中高年のおばさんやおじさんに見られることですが、とにかく座席に座りたいので、人が下りようとしていても、ものすごい勢いで乗ってきます。ぼんやりしているとぶつかって怪我をするので気を付けてください。

トイレ…中国のトイレには基本的にトイレットペーパーがありません。新しくできたショッピングモールなどのトイレには時々あるのを見かけますが、それ以外はほぼすべてありません。そのため常にティッシュを持ち歩いていなければなりません。また、トイレにティッシュを流すとすぐに詰まってしまうので、備え付けのゴミ箱に捨てなければなりません。どこにでもトイレットペーパーがあり、水に流せる日本のトイレは本当に素晴らしいと思います。

上下関係…中国語は敬語があまりありません。そのため先輩後輩というはっきりとした縦の関係ができません。それに比べ日本では1歳年上の人にもきちんと敬語を使うので、すぐに上下の関係ができてしまいます。何十歳も年齢の上の人には敬語や礼儀正しくしますが、あまり年齢の変わらない人とはラフに話すことができるので、その点は良いなと思います。

 


夏休みの旅行

前回のレポートでは旅行中に利用した交通機関や宿泊について紹介したので、今回は実際に訪れた場所の一つ“呼和浩特”について紹介したいと思います。まず、なぜここに行ったのかというと、単に友達に誘われたからです。草原・砂漠・乗馬・ゲル…など興味を惹かれるものが多くあったので決めました。

呼和浩特駅がある市内は上海ほどではありませんが、繁栄している場所がいくつかあり、イルミネーションのある綺麗な建物や有名なチェーン店がありました。ホテルも安くて良いホテルでした。

23日目は中国人のツアーに参加し、郊外にある草原・砂漠に行きました。草原では乗馬をし、現地の奶茶を飲みました。夜は宴会場で子羊の丸焼きを食べ、民族衣装を着させてもらいました。その日はゲルに泊まりましたが、なぜかシャワーから水が出ず、洗面台を使って髪や体を洗うということになりました。この付近は灯りが少なく、空気も澄んでいるので、夜空に満天の星空を見ることができます。生まれて初めてこんなに綺麗な星空を見ました。次の日はまたバスで移動し、砂漠に行きました。そこは一種のテーマパークになっているので、入場料を払い、砂漠を活かした施設を体験しました。そこで人生初ラクダに乗りました。乗り心地は良かったのですが、馬に比べると高さがあるので少し怖かったです。そこに数時間滞在したあと、バスで駅まで帰りました。

呼和浩特では中国にいてもなかなか体験できないことができたので、誘ってくれた友達に感謝したいです。興味がある方にはぜひおすすめします。