グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2012年7-8月号 経済学部 K.S

◆夏休みのこと

華語中心では夏休みでも授業を受けることが出来ます。だたし夏休みに限って授業料は交換留学生でも支払う必要があります。授業については、前期と比べるとかなり融通がきくようになっており、先生を自分で指名出来たり、仲のいい友達と同じクラスになれたり、授業の時間帯、週何回などを選べたりも出来ます。融通がきく分、それに合わせて授業料も変動します。1回の授業料はそのクラスの生徒の人数によって決まります。もちろん人数が多ければ多いほど安くなります。また自分が望めば先生と一対一で授業を受けることも可能です。

 

夏休みの華語中心の授業について説明しましたが、実は私は夏休みの授業をとりませんでした。理由としては、夏休みは大学内に学生があまりいないこと、またせっかくの長期休暇ですからどこか他の場所へ行きたいと思ったからです。大学内に学生があまりいないというのは、みんなそれぞれの実家へ帰るためです。そのため期末試験が終わると学校内は帰省ムードになり、荷物をまとめたり掃除をしたりと大忙しでした。またその掃除、荷物運びを手伝いにかなり多くの台湾人学生の家族が大学内まで来ていました。お父さん、お母さん、兄弟姉妹とみんなそろって迎えに来てもらった学生を見たときには台湾の家族の温かさを感じました。

 

私は友達のお母さんがアパートを経営しているということで、高雄の田舎にあるその部屋を借りることにしました。最初は知り合いもその友達しかおらず、日本人は自分一人で改めて外国へ来ていると実感しました。しかし孤独感というものはなく、毎回ごはんを買っている内にお店の人と仲良くなれたり、友達の家がすぐ近所にあるので、よく遊びに行きました。友達の家族は、両親、祖父母、兄弟が2人と、とても賑やかなお家でした。 一緒にご飯を食べ、ときにはそこで寝させてもらったこともあります。まるでホームステイのようでした。家族みんなが温かく、おじいさんは昔日本へ出稼ぎに行ったことがあるらしく、私が日本人と知るや否や日本語で話そうとしてくれました。また以前、台湾は南へ行くほど台湾語が多いと聞いたことがあったのですが、それは本当でした。実際、道を歩いているときに聞こえてくる会話が台湾語ということもよくあります。友達の家のおばあさんは国語(私たちが勉強している一般にいう中国語のこと)を話すことが出来ず、コミュニケーションをとるのがなかなか難しかったですが、それでもジェスチャーを混ぜたりして通じることも出来ました。こうしたように台湾人の、特に年配の方は国語が話せない又は台湾語を好んで話すことが多いため、家の中では国語と台湾語の二言語が飛び交っています。友達と国語で話をしているときにおばあさんが会話へ加わるといつのまにか台湾語へシフトして私は聞きとれないなどということもありました。その場合は友達が通訳してくれるのですが、二言語を瞬時に切り替えるのは本当にすごいと思いました。

 

夏休み中の天気ですが、これは地域によっても多少差があるかもしれませんが、高雄は台風の影響もあり本当に雨が多いです。台風がないときでも台中と比べると夕立が多く、外へ出るときは傘を持ち歩くようにしていました。

 

また中国(中国語では大陸と言います)からの交換留学生は半年間で帰ってしまいます。私は仲の良い友達が誘ってくれたので一緒に中国へ行くことにしました。台湾とは違うところばかりで驚きっぱなしでした。まず当り前ですが彼らが使うのは簡体字で、台湾で使われる繁体字とは違いとても新鮮でした。では読めないのか、と言えばそうでもなくて、実際日本で中国語を勉強しているは簡体字を使って勉強しますし、電子辞書の表記も基本的に簡体字なので読めます。むしろ繁体字の方が初めて台湾へ来た人は見たことのない漢字が多く戸惑うと思います。

また印象としては中国には日本に関するものが少なかったです。外国なのでこれが当り前なのですが、台湾には日本の物が本当に多くあります。台湾は外国でありながら、半年間住んでいると日本の物があって当り前のように感じてしまうくらい日本が浸透しています。

また台湾と中国では使う漢字も違えば、通貨・電圧も違うし、フェイスブックも基本的に見ることが出来ません。電話も国際電話扱いになりますし、中国人が台湾へ来るにはビザが必要になります。ここまで違う2つの場所を1つの国家と言えるのかすごく疑問に思いました。