【この留学を振り返って】
思い返せば留学は龍谷大学に入ってからの私の目標でした。中国語学科に入り中国語に触れていくうちにもっと中国語を極めたいと思うようになり、考えた末、台湾という土地で力を付けたいという結果が出ました。テストと面接を無事に通り、留学が決まってからバタバタしながらも準備を進めてきた反面“自分はこれから1年間台湾で過ごすんだ”という実感はなかなか湧いてきませんでした。
台湾に来たばかりの頃は寮の手続きなどで忙しく、さらにその頃の私は中国語もろくに喋れませんでした。手続きの際に自分の伝えたいことが伝わらずかなり苦戦しました。日本語だったら簡単に済むんだろうなあ、と思うと自分が日本で受けてきた中国語の授業は何だったんだろうという虚しさや悔しさが込みあげてきました。と、同時にここは台湾であり、「日本語だったら…」なんてことを考えることが間違いで、ここでやっと今自分は日本とは違う国に立っているんだと気づきました。留学先では現地の言葉が最も頼れるツールであり、英語も出来ない私には中国語しか頼れるものはなかったのです。友達と喋りたければ、ご飯を食べたければ、先生の言ってるジョークを笑いたければ中国語ができなければなりません。日本では中国語を“1つの外国語”という形で接してきましたが、台湾では“生きるための術”へとなりました。中国語ができなければ生活ができません。となると、必死に頑張るしかないのです。人間窮地へ追い込まれると意外と頑張れるみたいで、今では生活するうえでは自分の力でなんとかできるようにまではなりました。ですが、やはり中国語をマスターできたかと問われれば答えは、できていません。1年間という時間は長いように思えますが、それでも私は中国語を身に着けるまでにはまだまだ時間が必要だなぁ、と感じます。
留学先ではたくさんの刺激を受け、目標である留学を達成できたから終わりという事ではなく、これからも中国語に関わっていきたいと強く思うようになりました。
【香港&マカオ旅行】
12月の連休を利用して日本人2人と韓国人2人で香港とマカオへ旅行に行ってきました。私は今回の留学も含め台湾へは3回来ているのですが、ほかの場所へは行ったことがなかったので今回の旅行がたいへん楽しみでした。
桃園空港から約1時間半という近さです。みんな初めての香港という事でワクワクしていました。香港では私が台湾で習っている國語とは違い、広東語が使われています。会話の時に苦労すんじゃないかなと思っていたのですが、私が出会った方たちはみんな國語を聞き取っていたので助かりました。
また香港へ来て気づいたのは超高層ビルが多いことと、日本よりエスカレーターの速度は速く、歩くのも速い。さらにご飯屋さんではメニューを頼もうにも勝手がわからず戸惑っていたのですが店員さんは容赦なく私を急かすし…と、このようなこともあり(あくまで私の意見ですが)香港人は少しせっかちなのかな?という印象を受けました。
しかし、せっかちという印象だけではありません。私たちが空港に着いたとき、香港の方が迎えに来て宿泊先まで送ってくれました。台湾人の友達が香港に友達がいるとの事で、私たちを空港まで迎えに来てくれないか頼んでくれたそうです。私たちはその迎えに来てくれた方とは面識がないのにもかかわらず、快く迎えに来てくれて本当に助かりました。宿泊先に着くまでの間、香港の有名なものや美味しいものを教えてくれたり、お喋りをしました。初めての香港で私たちは少し緊張していたのですが、その緊張もほぐれました。
香港からマカオへは船で1時間です。マカオは以前ポルトガルに統治されていたため、アジアにありながらその街並みはヨーロピアンな雰囲気でとても可愛いです。
そしてマカオと言えばカジノです。入り口にはガードマンが並んでおり、中は撮影禁止でした。ゲームセンターにあるようなスロットやメダルのゲームもあれば、ルーレットやチップなどを使った、カジノの定番ゲームもありました。私はルールも知らないし賭ける勇気もなかったので雰囲気だけを楽しみました。
帰国後は就活が始まり、おそらくなかなか国外へ行くチャンスがないかと思われるので、今回旅行へ行けたことがとても嬉しかったです。
【香港の夜景(ヴィクトリア・ピーク&100万ドルの夜景)】
【マカオのカジノ】