Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東海大學
2019年4月号 社会学部 M.Y

① 環境について

今回は東海大学のある台中について書きます。台中は台湾中部に位置しています。台北・高雄・台中の順に都会だとされており、台湾第3の都市といわれています。街で日本人を見かけることはほとんどなく、また日本語はもちろん英語を話せる人も他の都市より少ないように感じます。そのため中国語を話す環境が台北といった他の都市よりかは多いかと思います。

台中は物価、気候、都市機能の面から住みやすい街だと個人的に思います。まず台中ではバスが10km圏内なら無料で乗ることができ、レンタサイクルも30分間は無料で乗ることができます。食べ物の値段も台北より全体的に安いので、生活費が安くなります。

台中の気候は温暖で、降雨量も少ない都市です。また台湾では台風が多いのですが、地理的に東側に山があり、西側の台中には台風が直撃しにくいといった面もあります。

台中は台湾中部にあり北部の台北にも南部の高雄へも2時間ほどで行くことができ、旅行へ行きやすいのも特徴です。

しかし、台中に住んでいて一つ困ることがあります。それは大気汚染です。台中には工業地帯があり空気が悪いです。特に冬場の空気が悪く、問題となっています。

台中の大気汚染は深刻な問題となっていますが、それ以外の面に関しては魅力的な街だと感じます。台中には三越やSOGOといった日本の百貨店があり、日本で買うより値段は高いものの、日本の食品や物を手にいれることができます。そのため住んでいて困ることはほとんどありません。

 

 

② 台南旅行

台湾では児童節と清明節という祝日があり、4月4日〜7日まで4連休がありました。私は台湾人の友達一人と台南へ旅行に行きました。彼は日本語を学んでいるわけでもなく、ただ一方的に私に中国語を教えてくれます。自分の拙い中国語を聞き取ってくれ、また彼の話す中国語の意味がわからなかったときは丁寧に教えてくれます。

1日目は、台南へ行く途中の街にある彼の家に泊めてもらいました。台湾人の家に行くのがこれで3度目だったのですが、どの家庭も外国人である私を暖かく迎えてくれます。彼の家庭も例外ではなく、日本に行った時の話や日本について知っていることなどを話してくれました。逆の立場にたったとき、私はここまで外国人に対して思いやりをもって接することができなかったと思います。私も彼らのように相手の感情や立場を想像できる人でありたいと感じました。

 

 

 

 

 

 

 

次の日台南へ電車に乗って行きました。台南では彼が台南の観光地へ連れていってくれ、美味しい小吃を紹介してくれました。台南は都会すぎず、田舎すぎず街の雰囲気がよかったです。2日間台南で過ごした後、彼の家にまた戻りもう一泊させてもらいました。4日目に彼の両親の友人の結婚式に参加しました。台湾と日本の結婚式は大きく違うように感じました。正装をしている人はほとんどおらず、誰でも参加できるみたいです。言葉はわからないこともありますが、台湾人の優しさや温かさが伝わってくる結婚式でした。