Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

フィリピン大学ディリマン校
2024年2月号 国際学部 M.O

【試験について】

 9月16日から1月6日までが授業期間で、1月10日から18日までが期末試験期間とされていますが、科目によっては、授業期間内に試験が終わる場合もあります。今回は、1セメスター目で履修していた「Filipino 3」「English 1」「Community Development 11」の試験について紹介します。

 「Filipino 3」の試験としては、筆記試験と口頭試験の2つあり、セメスターの中間(10月)と期末(12月)にそれぞれありました。筆記試験では、習ったモジュールの範囲から、文法問題や英作文などが出題されていました。口頭試験では、中間は個人のみ。期末は個人のほかに、ペアでの会話のテストもありました。個人での口頭テストは、教授からの質問やお題に沿って答えました。ペアでの会話テストでは、決められた時間内まで、お互いに質問をし合い、答えながら、コミュニケーションをとることが主な内容でした。
 また、試験ではないのですが、ファイナルプロジェクトという大きな課題がセメスターの最後にありました。これは、これまでに習ったすべてのモジュールの文法を使いながら、自分の家族や友達をフィリピノ語で紹介する動画(2分~4分)をつくるというものでした。

 「English 1」では、セメスターの最後に筆記試験がありました。引用の仕方や、ブレインストーミング、アウトラインや短めのエッセイの作成など、このwritingの授業を通して習ったものがほぼすべて出題されていました。また、筆記試験のほかに、エッセイの課題が2つありました。

 「Community Development 11」では、特に試験はなかった一方、レポート課題が3つありました。また、個人のレポート課題のほかに、グループでのケース研究の課題がありました。これは、コミュニティ開発をするうえで重要となるものを、どうやって実践しているのか、もしくはなぜ実践できていないかについて、NPOやNGOなどの組織を分析した後、15分間のビデオプレゼンテーションにまとめ、提出するというものでした。

 

【UP fair】

 2月12日から17日までの6日間「UP Fair」という音楽イベントがありました。これは、フィリピン大学ディリマン校で、年に1回この時期に開催されているイベントで、音楽だけではなく、擁護活動の意味もあり、6日間にはそれぞれの主張テーマがあります。私は2日間参加したのですが、1日目はフィリピンのヒップホップ歌手やグループを中心にライブが行われ、フィリピンの都市部の貧困層の権利を求める日になっていました。2日目は最終日だったこともあり、フィリピンポップ、インディーズ、ロックなど幅広いジャンルでライブが構成されていました。この日は、フィリピンの少数民族の権利保護を主張する一夜となっていました。

 UP生は特別価格で入場できます。もちろんUP生ではない学生も参加可能のため、とても人の数が多かったのですが、サンケンガーデンというキャンパス内の広い場所が、会場だったため、それなりに動き回れました。また、会場内と会場外には屋台がありました。それだけではなく、会場内には4つほどアトラクションもありました。フィリピン大学ディリマン校での大きなイベントの1つに参加でき、とてもいい思い出となっています。