グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2011年4月号 経済学部 S.U

☆この留学を振り返って

この留学が私にとっては初の海外への渡航だったので、触れるものや感じるものすべてが新鮮に感じられ、これまでの8ヶ月間は本当にあっという間に過ぎていきました。海外における文化の違い、物事に対する考え方の違いなど日本にいた頃には知り得なかったさまざまなことを学ぶことができました。またそれらを学ぶことでより日本についても考え、学び、知ることができたと思います。

これまでのデンマークや他のヨーロッパの国々で生活した8ヶ月の間にさまざまなことを体験し多くの人に出会いました。常に積極的に外に出て人と関わるように心掛けて生活し、かけがえのない友達がたくさんでき、充実した日々を送ることができたと思います。しかし今現在一番感じることは、自分はまだまだ勉強も足らず経験も未熟であり、もっといろいろなことに挑戦し多くのことを学ばなければならないということです。焦りをひどく感じています。この留学中に経済学についても英語についても多くのことを学びましたが、学べば学ぶほど自分の勉強不足に気付きどんどん焦りが増します。特に英語に関しては会話に支障なく使えるようになった今でもまったく勉強し足りないと感じています。

残念なことに留学はあと2ヵ月で終わってしまいます。私にとってこの留学は本当に価値のある貴重なものになりましたが、決して満足できたわけではありません。この留学で得た経験を生かしつつも、また一からという気持ちで帰国した後も積極的に学習に精を出しもっと多くのことに挑戦していこうと思います。

 

 

☆帰国後どう留学経験を生かすか

この留学を通して多くの人と出会ったことで異なる文化、価値観、言語を持った人とのコミュニケーションの取り方を学びました。留学が始まったばかりの頃はどうやってコミュニケーションをとるかということに一番悩み苦労しましたが、今はその甲斐あって自信を持ち率先的にコミュニケーションをとることができます。デンマークに留学して良かったことの一つはヨーロッパ中の国から留学生が来ていることです。隣り合った国に住んでいるにも関わらず、彼らは異なる文化、価値観を持っています。さまざまな事柄に対していろいろな価値観・意見に触れることができたのはとても良い経験だったと思います。これらの経験を生かし日本でも多くの人に出会い、それにより自分自身も磨いていきたいと思います。

帰国後、私は就職活動をします。この留学中に自分の将来について考える機会も多くありましたが、正直なところまだ明確な目標は定まっていません。むしろ自分の中での選択肢が広がり困惑しているところもあります。しかし焦って自分の視野をわざわざ狭めず、じっくりと自分自身と向き合いながら取り組んでいこうと思います。とりあえず私の当座の目標はもっと学び、考えることです。考えてから行動するよう心がけます。

 

☆ロンドン

4月の終わりから5月の初めまでイースター休みがあったのでロンドンに行ってきました。オーフスからロンドンへは飛行機で一時間程度で行くことができます。チケットも片道1500円以下で見つけることができるので、かなりお手軽な旅行です。

ロンドンに着きまず人の多さとその多様性、街の大きさに驚きました。オーフスはデンマークの第二の都市ですが、小ぢんまりとした町です。私は大きな街は久しぶりだったので圧倒されてしまいました。しかしすぐに感じたことはなんだか日本と同じようだなということです。もちろん建物の特徴や雰囲気、気候は異なりますが、街にはマクドナルドがありユニクロがあり、サブウェイがありました。企業の多国籍化は街の風景を同じにし、その地域の特徴を奪うのだと知りました。

ロンドンで9日ほど過ごし、デンマークとの大きな違いは国民の貧富の差だと感じました。デンマークでは国民全体が同じ生活水準を享受できるような社会保障制度が確立されており、差はありながらも極端に金持ちな人、貧乏な人(ホームレス)はほとんどいません。私はこの8ヶ月間一度もデンマークでホームレスを見かけたことがありません。しかしロンドンでは街中や地下鉄で多くのホームレスを、反面豪華な生活をしている人を多く見かけました。これまでデンマークで生活し、みなが平等である社会に少し疑問をもつこともありましたが、こういった他の国の生活を目にするとデンマークの社会は上手く機能し国民が満足している理由がよくわかりました。

ロンドンではちょうどロイヤルウェディングがあったので私も見に行きました。前日から凍えるような寒さの中路上で場所取りをした結果、とてもよい場所で見ることができました。めったにできない貴重な体験をすることができて本当に良かったと思っています。