Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

オーフス大学
2019年5月号 国際学部 M.S

    カルチャーショックについて

      デンマークで感じたカルチャーショックは、学生の勉強に対する熱意、デンマーク人の生活と考え方の違いです。デンマークの学生の勉強に対する熱意は全く違います。現地学生で授業を休む人はほとんどいません。また、課題量も違います。1つの授業でリーディング課題が100ページほどは普通です。すごく課題量が多いと感じていましたが、現地学生に聞くと100ページの課題は適切または少ないと言っており驚きました。その上、現地学生は予習をしっかり行っているため授業内やディスカッションでよく発言をするのですが、そのような学習法をずっと行っているからか知識量がすごいです。そのため、授業は教授が新しいことを教えるものではなく、生徒が疑問に思ったこと、意見を発表しています。

      デンマーク人の生活で驚いたことはオン・オフの切り替えがはっきりしていることです。月曜日から金曜日の昼までは規則正しく生活し、勉強や仕事を頑張るのですが、週末は勉強も仕事も忘れてバーに行ったりパーティーしたりします。また、仕事内容にもよりますが、デンマークで働いている人のほとんどは午後3時に仕事を終えます。そのため、夕方になるとカフェでくつろいでいる人の姿をよく見かけます。考え方の違いとは地位とお金に対する考え方です。デンマークで授業を受けていて、教授をファーストネームだけで呼んでいたり、どの人に対しても敬語を使わないのを見て教授だから偉い等という考え方がなくどの人も平等に考えられていると感じました。

      Japan Bowlについて

      5月4日にオーフスで第二回のJapan bowlが開催されました。Japan bowlでは日本に関するクイズ大会がメインイベントで、そのほかに今年はおにぎり販売、ヲタ芸の披露、着物の着付けなど日本の文化を体験するコーナーがありました。このイベントはオーフス大学、日本語学科の3年生と日本人留学生が問題の作成、イベントの考案、景品、宣伝スポンサー提供のお願いなどを協力し行いました。クイズ大会では1チーム3人編成で今年は10チームほどが参加しました。全員が日本に興味を持っているデンマーク人で、日本人でも難しい日本の天皇の人数やオノマトペ問題を簡単に答えている人も多くいました。また、日本の文化を体験するイベントでも、みなさんが日本に興味を持ってくれているためすごく楽しんでくれました。

      龍谷大学は、今回大学からの賞品の提供として京扇子を提供しました。扇子が日本っぽいということもあり参加者はすごく喜んでくれました。このイベントはおそらく毎年オーフスで5月ごろに行われ、日本のことを勉強している学生と交流が増えるだけでなく、日本のことを発信できるいい機会なので、オーフス大学へ留学される方は参加されることをお勧めします。このイベント参加に関する情報は秋学期が始まる頃、日本人留学生の顔合わせがあり、その時にイベント内容とイベント参加の有無を伝えました。

      Japan bowlのクイズ大会の様子