①この留学を振り返って
この8カ月間様々な困難もありましたが、私はこの留学をして良かったと振り返ります。なぜなら母国を離れて異国で長期間生活するという経験が自分や社会について考える機会を増やしたり、生活環境を一から自分で整えていくという経験が自分自身を成長させる良い機会となったからです。留学を通して私は日本にいたときよりも、自分とは異なる分野に関心を持つ人々と交流する機会が増え、自分の人生や価値観について考えさせられたり、議論をできる素敵な友人たちと出会うことが出来ました。文化の違いや、将来やりたいこと、勉学と趣味の時間の使い方等について新鮮なアイディアを得たり、自分の視野が広がったりしました。文化の違いで相手を理解することに難しさを感じることがあっても、結局は人と関わる事で心が温かくなったり、助けられたりすることが多くあるんだと学びました。また、勉学に励むことは留学の前提ですが、その他にも自ら計画を立てて旅をした経験から良い学びが出来たとも思っています。渡航前、私は新聞や教授の話を通して海外に想像を膨らませていました。実際に訪れたことで、自らの五感を通して社会問題を改めて考察することが出来たり、自分なりにその国の良さを体験したことで、新たな学びを得ることができました。また、自分で立てた旅の計画を安全に達成できた時は自信になりました。
②留学経験をどのように活かすか
私は今回の留学で本当にたくさんの人に支えられ、また互いに応援したいと思い合える素敵な友人たちと出会うことが出来ました。彼らから、周りを気にしすぎずに自分が歩みたい道に向かって自信を持って努力していくことや、一度思い描いたキャリアがあっても、その時の自分の興味や状況とうまく当てはまらなければ方向転換してもいいんだ、という時には自由で気楽なマインドを持つことも大切であることを学びました。留学中は時間の有限さを意識し、今できることはやりたいと思った今やることで、より充実した時間を過ごす良さを実感しました。また、日本を好きな人たちと会って、日本語や日本文化を教えたりしたことが、私自身にとっても違う角度から改めて日本を学ぶ機会になったり、日本の文化がユニークで貴重であると気づくことが出来ました。留学からこれらの学びを得て現在やりたいと考えていることは、日本の伝統文化を学んで日々の生活に取り入れたり、日本に来ている留学生との会話のきっかけにすることで英語力を維持しつつ、相手の文化への理解を通して視野を広げたりして人と関わる機会を増やしていくことです。これはスマホ社会を生きる上で、人と直接言葉を交わすことが心を温かく満たすという大切さにもつながります。持続可能な国際社会に貢献できるような人になるため、この貴重な経験を活かしつつ、今後も議論や実際に自分の目で確かめることを通して多角的に学び続けていきたいです。