日本から持って来てよかった物
ほとんど何でも手に入りますが、来てすぐに買い物せずにあって助かった物・フランスで買うと日本で買うよりもお金が無駄にかかったりする物・日本の方が品質が良い物があったので、ここで紹介します。
『来てすぐにあって助かった物』
・ガムテープ:何かと便利なんです。壊れる物が多いので、何かと何かをくっつけたり、、。本当にこれは来てすぐにとても助かった物です。
・洗濯物を吊すひも:棒などはあるのですがひもはあまりフランスで見かけないです。
・日仏辞書:フランス語開講の授業(言語ではない)での期末テストで使えることが多かったので。
『フランスで買うと日本で買うより高い物』
・日本語で書かれたフランス語文法書
・変換プラグ:だいたい2、3個持って来ておいた方が良いと思います。いつか使います。
・ユニクロのヒートテック:フランスにもありますが、何せ高いので。
『日本の方が絶対に品質が良い物』
・サランラップ: とてもじゃないですがフランスのサランラップは使いにくいです。もはや容器の縁にはくっついてくれないので容器の底まで届くぐらい余分に出して、包むと言った感じの使い方をします。。。
また、「親に送ってもらって便利だった物」も紹介します。
・お好み焼きセット:めちゃめちゃ使います。特に留学生の間で“夜ご飯つくって食べようの会”はよく行われるので、そこでとてもウケがいいです。フランス人にも人気です。関西の宣伝にもなります!
・お好み焼きソース:こちらではあまり見かけないです。醤油などは普通のスーパーでも手に入ります。
・インスタントラーメン:日曜日などお店が閉まっていても料理するのに十分な食料が無い時、救世主です。
・お味噌汁:日本の味です。ストレスが溜まったときに飲んだら落ち着きます。
・緑茶:フランスは水が硬く、そのままで飲むとあまり美味しくないので紛らわすのにオススメ。
Si tu veux(あたなが良かったら)
よく、アジアからの留学生の間で話題になるフランス語のフレーズがあります。フランス人がよく使う「Si tu veux(英:If you want)」です。
と言ってもこれが話題になるのはあまり良い意味で、ではありません。フランス文化とアジアの文化の違いがよく現れている話題で面白かったので、今回のレポートの2つ目のテーマにさせていただきました。
それは例えば、次のような文脈で使われます。
「ねえ。今日の夜ご飯でも食べに行こうよ。Si tu veux.(君がしたいなら)」
「え、行けないの。分かったわ。Comme tu veux.(君のしたいように)」
これをアジアからの留学生は何か上から目線で、誘っている本人が責任をこちらになすりつけているように感じてしまうのです。 「私/僕は別にどっちでもいいけど君が来たいならね。」のように聞こえてしまうのです。いやそっちが誘ってんじゃんか、と思ってしまうわけです。
ですが、これをフランス人に言うと、「相手の意見を尊重しているよというメッセージであり、自分がそうしたくて誘っているのは大前提だから、わざわざそれは言わずに相手にだけ聞くんだよ。お互いどんな内容の誘いでも、軽く誘って軽く承諾したり、軽く断ったりするのが一般的だ。」と言われました。
なるほど、フランスはお互いにタフな関係で、誘っている人も誘われている人も独立している関係なんだなあとわかりました。確かに、日本を含むアジアでは、相手を誘う=誘った自分が責任を持つ。といった意味合いが含まれている感じがします。だから私を含むアジア人留学生は毎回イライラしてしまうのだなあと思いました。
些細なことではありますが、このように言葉の隅やちょっとした言い回しに文化が大きく染み込んでいることにびっくりすることが多くなってきました。
海外旅行とは違う長期留学の醍醐味はこういった所にあるのではないでしょうか。
写真:Sans souci宮殿(ドイツ)、バルセロナ(スペイン)、コルマール(フランス)、天気の子観賞