Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2015年12月号 国際文化学部 N.M

①    余暇の過ごし方

冬セメスターはおよそ12月の第3週頃まであり、最後の授業で期末テストがあるコースもあれば年を跨いで1月のテスト期間になるものもあります。テストの有無によって冬休みの長さが違い、人によっては夏セメスターが始まる数日前に期末テストがあることもあるそうです。

このセメスターで履修していた授業は、予習として読まなければいけない参考資料が多かったことや、中間テスト、プレゼンをしないといけなかったということがあり、授業以外の時間や週末は授業の準備に費やしていたように感じます。また夏の暑さが嘘のようにスロバキアの冬は寒く日も短いので、あまり外に出ず室内で過ごしていた日が多かったです。引きこもっていたばかりでなく、11月頃から市内でクリスマスマーケットが始まっており通学路にあったので、よく友人と授業後に寄り道して暖かい食べ物や飲み物を楽しむこともしました。

 

②    クリスマスと年越しについて

クリスマスはヨーロッパにおいて1年のうちで最も大きなイベントと言えるほど、人々にとって重要なものなのかもしれません。11月頃から各地でクリスマスマーケットが開かれ、街中が飾りつけられ活気づいていました。クリスマス当日の過ごし方ですが、家族と過ごすのが基本のようで、寮から人がいなくなり、スーパーマーケットなどを含め街中ほぼすべてのお店が閉まってしまいます。この2日間は寮に残っていた日本人で集まって、ささやかなクリスマスパーティーをして過ごしました。

 

年越し用にライトアップされたブラチスラバ城

大晦日は午後からクラスメイトのスロバキア人のお宅に招待してもらいました。クリスマスと違い家族で過ごす習慣はなく、むしろ仲のいい友人たちで集まって朝まで飲むのがヨーロッパでは主流の過ごし方だそうです。日が沈むと街のあちこちで打ち上げ花火が上がりどこにいても花火が見られるような状態でした。カウントダウンの時は花火を見に旧市街まで行ったのですが、人であふれかえっておりみんな好き勝手に花火や爆竹をしていて危険なほど賑やかでした。新年を迎えた瞬間、ドナウ川から盛大に花火が上がりみんなシャンパンを開けて新年を祝う、という日本では到底経験できない盛大な年越しでした。