Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

コメンスキー大学人文学部
2024年4月号 国際学部 Y.K

授業紹介

まず、コメンスキー大学の制度として、最低15Creditsを登録する必要があります。私は、オリエンテーション期間に取ったSurvival Slovakの2Creditsを含めて、19Creditsを登録しました。月曜日と金曜日を全休になるように組みました。

 

火曜日

; Multicultural education 4credits

この授業は、多文化教育について学ぶ授業で、合計3回のプレゼンテーションと、最後のレポートで成績が付けられます。自分のIdentityや家族のGender roleについて説明するもの、カルチャーショック、自分の国のおとぎ話の登場人物のステレオタイプなどをテーマにプレゼンをしました。また、レポートは、2週間前に4000wordsの提出を言い渡され、生徒の多すぎると言う抗議から、減らしてくれました。穏便で優しくて可愛いおじいさん先生です。

 

Everyday Life in Urban Areas in the 19th and at the beginning of
the 20th Century 3credits

この授業では、二十世紀のヨーロッパの生活について学ぶ授業です。基本的に先生の話をずっと聞いているスタイルです。この授業は本当は木曜日にあるものでしたが、スロバキア生徒と英語の生徒で分けてくださり、火曜日は私たちだけのために時間を作ってくれました。日本とヨーロッパだと違うことがたくさんあるので、先生はよく、日本はどう?と問いかけをしてくれます。日本の始まり、鉄道の開通はいつかなどと日本について聞かれることが多いですが、それに対して全く答えられないのが毎度悔しいです。日本の歴史に詳しい人はもっとこの授業が楽しいと思います。成績は、一回のプレゼンとレポート一つで付けられます。

 

水曜日

; Statistics in Psychology 2 5credits

この授業は、心理学統計学ですが、2とある通り、後期の1を取ったうえで取るべき授業でした。周りの生徒はStatisticsについての基本をすべて知ったうえで授業を受けていて、高校で習った数学の知識だけでは補えない部分がたくさんあり、諦めようかと何度も思いました。ですが、先生が本当に優しくて、私が知識もないまま勝手に取っただけなのに、あなたがついていけない状況で申し訳ない、これを読んだら少しでもついていきやすくなると思う、などと本当に優しくて先生のために最後まで頑張ろうと言う気持ちでいます。ほとんどがスロバキア人なのですが、私含めた日本人二人は1を取っていないこともあり少し優遇されていて、毎週の課題は特になく、最終課題のレポート1枚で成績が付けられます。

 

木曜日

; Interactive Elements 3credits

この授業は、火曜日のUrban areaの先生と同じなので、基本的に話を聞いているスタイルです。様々な美術館のInteravctiveな展示や、美術館の目的などを学ぶ授業です。スロバキア人が多いですが、スロバキア語と英語交互に喋ってくれます。自分の行ったことのある特徴的な美術館についてのプレゼンと、ブラチスラバ内の美術館に行って、そこについてのワークシートを作り、クラスメイトに評価してもらい、成績が付けられます。

 

; Qualitative Methods of Sociological Research 5credits

この授業は、英語の生徒が私だけだったのですが、先生が授業ではなく自主学習で良ければ受講していいと言ってくださり、月に2回ほど数十分会い、自分の学習の成果を発表します。質的研究の方法や質的研究を卒論にどう生かしていくかを学ぶことができます。主に最後のテストで点数が付けられます。

 

食生活について

来る前に一番心配だったのが、食べ物でした。これからラーメン、納豆などのごく普通の日本食を気楽に食べられないことが考えられませんでした。ですが、その環境にいざ行くと、そういうものだと思うしかなく、むしろ、帰国後に食べる日本食はどれだけおいしいんだろうと思い、楽しみが増えました。

寮の近くには安く食べられる食堂があります。一度だけ行きましたが、凄くおいしいわけではなかったのと、毎日となると出費が重なるので、私は基本的に自炊をします。

気になるのは物価だと思うのですが、基本的には日本より安い気がします。ただ、円安のせいで、結局同じくらいになります。安いと感じるのは、ジャガイモや玉ねぎなどの野菜類、果物、チーズ、パンです。カマンベールチーズが大好きなのですが、日本だと500円くらいするのが、半分くらいの値段で買えるのでとてもうれしいです。スーパーにはチーズの種類が豊富です。野菜や果物は、重さで値段が変わります。パンはものによりますが、一番安いものだと、丸いノーマルのパンは0.2€、日本円で30円くらいで売っています。みんなそのパンを大量買いしています。肉は、あまり買わないので曖昧ですが、鶏肉が一番安いと思っています。最初から薄切りにされているものはないので、調理が大変です。

自炊で一番節約できるのは、やはりパスタだと思います。パスタはずっとストックしています。日本のように豊富な種類のパスタソースはありませんが、にんにくや玉ねぎ、トマト缶、チーズ、ベーコンなどを使えば様々なアレンジが可能です。ただ、たまに和風風味の味などを食べたくなる時があります。そういうときのために日本からインスタント味噌汁やカップ麺、調味料は持ってきて損はないです。調味料はここで買うと日本の2,3倍の値段がします。みそ汁はヨーロッパでも人気みたいで、友達とインターナショナルディナーをしたときにインスタント味噌汁を持っていくと、大絶賛で 本当にうれしかったです。日本料理屋にある味噌汁とは格別に違うと言われたので、インスタント味噌汁でさえ美味しいのかと日本を誇りに思いました。お米については、私はダイソーの簡易的にご飯が炊けるものを持って行ったのですが、電子レンジが寮のキッチンにはなかったので、鍋で時々炊いています。ですが、毎回失敗します。おいしいお米を食べるのは帰国するまでのお楽しみにしたいと思います。スーパーでの買い出しは月に四回、毎回15€以内に収まっています。なるべく節約して、旅行の費用に充てる予定です。

 

インターナショナルディナー