①ビザについて

　デンマーク留学のためのビザは正確にはResidence Permitと呼びます。コペンハーゲン大学に留学する場合は6月ごろにST1（学生ビザの申請フォーム）がPart2（大学側が記入する欄）をすでに記入された状態でメールに送られてきます。Part1を印刷、また、自身で記入し、パスポートの全ページのコピー、英文の滞在資金証明書（銀行で発行）、英文の在学証明書を準備の上、手続きを進めていきます。まず、new to denmark というサイトにアクセスし、case order ID の作成及び料金の支払い（為替によるが4万円ほど）を行います。ここで注意しなければならないのは必ず領収書のコピーを取っておくことです。提出書類に領収書のコピーがありますので、忘れないようにしてください。書類の準備とcase order IDの作成、料金の支払いが済んだら次にVFSビザセンターのサイトで生態認証、ビザ申請の予約を完了させます。（生態認証とビザ申請は平日に東京でしか行えないため、注意してください）また、ST1は提出後、返却されないため、コピーを取っておくことをお勧めします。予約日に東京のビザセンターで手続き（10分程度）を行い、申請が終わると、1〜2か月後に指定した住所にResidence Permitの原本が届きます。人によっては日本での受け取りが間に合わずにデンマークで受け取ることになった事例もあるので早めの申請、間違えのない手続きに気を付けてください。

②授業選択・オリエンテーションについて

　まず、授業選択ですが、コペンハーゲン大学の場合、完全にオンラインで行うこととなっています。授業選択の期間になると、大学から案内メールが届くので、コペンハーゲン大学のサイトにあるcourse catalogue を参考に選択していきます。コペンハーゲン大学の授業は基本的に一つ一つの単位数が多い（7.5〜15ECTS）ため、2～4つの授業を履修することになると思います。授業によっては評価基準が複数選択できたりするので、よく計画を立てて履修登録を進めていく必要があります。特にDCC 関連の授業（デンマークの文化についての授業）は人気で定員オーバーしがちであるため注意してください。Course catalogueを見ていただくと分かると思いますが、コペンハーゲン大学の授業にはとるための条件があることも多いです。開講される言語、対象の学部、bachelorもしくはfull degreeなどの条件を間違えて希望を出してしまうと、履修できなかったり、単位が取れない可能性もあるため、注意してください。

　オリエンテーションは学部ごとに8月末に2～3日間に渡って行われます。私が所属する人文学部ではコペンハーゲン大学の歴史についての説明、授業について、デンマークでの自転車の乗り方について教わりました。また、ビンゴなど、学生同士で仲を深めるレクリエーションも行われました。なお、オリエンテーションは事前に予約しなければいけないので、大学からの招待メールに留意しましょう。

オリエンテーションの様子

オリエンテーションでのビンゴ大会