Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハートフォードシャー大学
2024年5月号 国際学部 K.U

 こんにちは。ここ最近、気にしないようにしてきましたが、そろそろイギリスを発たないといけないみたいです。暖かくなって急に現れた花粉から逃れられる喜びと、久しぶりの友だちに会える楽しみと、やっと慣れてきた暮らしにさよならしないといけない寂しさを噛み締めているところです。最後になる今月は、これを書きながらこの留学生活をふりかえって、どう活かしていくかを考えてみたいと思います。

 

この留学を振り返って

 天気が悪くて飛行機乗れないかも!から始まったこの留学生活は、本当におもしろいことや面倒くさいことがずっとあって、その暮らしに飽きそうになかったです。この一年弱は、わからないままのことばっかりだけど自分は何が好きで何がきらいかぐらいはわかるようになってきた時間だったと思います。いつかこの期間をふりかえったとしても、多分同じように思うと思います。時差ボケのままスーパーに行った帰りに大きい木の下で雨宿りしてることをそんなに嫌じゃないと思ったり、急に運休になったせいで寮に帰れなくなって電車が嫌いになったり、たまに行く遊び場の顔見知りに褒めてもらった服をもっと好きになったり、というふうに過ごしているうちに自分の好ききらいがやっとわかってきたみたいです。それは、日本でもできたことなのか、イギリスだからできたことなのかはわからないですが、私にとってはイギリスでこんなふうに過ごしてたことが大切なので、それだけでいいです。これからもその好きなものたちがそのままだったらいいなと思うし、なんで好きでなんできらいかは曖昧だけど考えていれたらいい気がしています。

 このイギリスでの一年弱をふりかえってみてはいますが、まだまだ途中で悔しいこともたくさんあります。英語や、これから応用になっていく授業のことはもちろん、せっかく出会えた人たちとの関係もです。どこかで区切りをつけないといけない以上、どれも仕方のないことですが、二年目から本当の暮らしが始まるんじゃないかと思ったり、もっと早くにこうしていればなあとどうしても考えたりしてしまいます。そのぶん、このことを力にして、リベンジしたり、他の人に分けたりできたらと思います。

 

留学経験をどのように活かすか

 ここまでこれを書きながらこの毎日のことをふりかえって、どう活かすかを考えてみましたが、大きくて立派な答えは出てきませんでした。ですが、小さい恩返しみたいなことはいっぱいできるんじゃないかなと思います。サッカーが流れているパブで、その画面を見にくそうにしている人たちに前を譲ってあげる人たちを見たり、ちょっと混んでるバスで友達と別々に座っている人たちが一緒になれるように席を動いてる人を見たり、機嫌悪い時によく道でお前大丈夫かと声かけられたりしたので、そうゆう人にはなれる気がしています。こんなふうな小さいことは自分のなかでいっぱい変わっていて、自分のこれからや周りのだれかの役には立つかもしれないので、この暮らしのなかで思っていたことを忘れないように自然に暮らしていけたらいいなと思っています。では!