Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ブレーメン応用科学大学
2017年10月号 理工学部 H.K

① オリエンテーションについて

ブレーメン応用科学大学では、オリエンテーションとして一週間の期間が設けられています。このオリエンテーションは大学内のサポート団体が企画しているものであり、アクティビティを中心とした内容を通し、留学生同士の交流を深める目的で行われています。具体的な内容としてはパーティーをしたり、ゴルフ大会、パブでの飲み会、カラオケ、ブレーメンの街並み巡りなど様々で、参加は強制ではなく自由参加であり、料金はかからないものが多いです。参加する留学生は世界各国からきており、いろんな国の人々と交流できる貴重な機会となっています。特に専攻している内容によってはなかなか関われない人々とも知り合えるため是非参加することをお勧めします。

オリエンテーションの内容としては上記の交流会の他にもドイツ語を学べるドイツ語コースがあります。ドイツ語コースは留学前にWebテストを受け、その結果に伴いクラス分けされ、期間中の四日間連続で授業が行われ、基礎的なドイツ語を学習することができます。現地で会ったドイツ人のほとんどは英語も流暢に話すことができ、コミュニケーションにおいてドイツ語が話せないことで不自由はありませんが、やはり生活していく上で必要な場面も遭遇してくるので基礎レベルは押さえておく必要があると思われます。なのでこの機会を生かして少しでも学んでいく必要があると感じました。

オリエンテーション期間に出会った友達とはその後も話すことが多くなり、最初のきっかけとしてこの期間に積極的に参加していくことが重要だと感じました。

 

② 環境について

大学施設についてですが、ブレーメン応用科学大学は三つのキャンパスを有しており専攻内容などによって使用するキャンパスは分かれています。どのキャンパスにも学食があり手ごろな価格で学食を食べることができます。Wi-Fi もどのキャンパスでも使用でき通信に関しても不自由は無く生活できます。メインのキャンパスには留学生用のオフィスや図書館、実験設備などがあり、別キャンパスに実験を行う上での作業室や教員の方々がおられ、残りのキャンパスは言語学習の際に主に使用され、ここでドイツ語や英語などを学習します。

街並みやサービスについて日本と大きく異なる点は学生には学生カードが支給されそれによってバス、トラムが乗り放題になる利点があります。使用される範囲の制限はありますが、交通費がかからないのは学生には大きな助けとなり、これを使用すると近い都市に日帰り旅行に行くこともできます。また、ドイツでは日曜日は完全な休日となっておりスーパーはじめあらゆるところが閉店となっています。そのため日曜日は家で一日を過ごすことが通常で、遊ぶ際は友達の家でのホームパーティなどになります。よって買い物は土曜日までに済ましておく必要があります。

住居に関しては住んでいるところによってかなり異なります。ドイツではWGと呼ばれるルームシェア形態の住居に住んでいる学生が多く、自室以外のリビング、キッチン、トイレ、お風呂などは全て共有で使用する形となっています。他には間借りのような形で家主の家の一室を貸していただく形のものが主流です。こちらもWGと同様に部屋以外は共有しますが、家主と同じところに住むためルールが多く、場合によってはトラブルになることも多いようです。いずれにしても他国の人々と生活を共有するため異なる文化を認め、理解していくことが重要だと感じました。