① オリエンテーションについて
ブレーメン応用科学大学では、約1週間のオリエンテーション期間が設けられています。この期間中に、大学内にあるオフィスを訪ねて、入学手続きやブレーメンの住民登録、保険の手続きを済ませます。同大学には現地学生が留学生の生活をサポートしてくれるBuddyシステムがあり、上記手続きはBuddyのサポートのおかげで問題なく行うことができました。その翌週には、約4日間のドイツ語の語学講座が集中して行われます。ドイツ語をさらに勉強しようと思うのか、ドイツ語は諦めて英語に尽力しようと感じるかは、この4日間次第だと思います。生活言語は基本ドイツ語ですが、多くの人は英語を話すことができます。ドイツ語が話せなくても生活のうえで問題ありませんが、「話せればなあ」と感じる場面もいくつかあったので少しは勉強してみてもいいのかもしれません。挨拶や簡単な単語を使えるだけで生活の様子は格段に変わります。
その他にも、大学の団体が運営主催するさまざまな企画があります。歓迎パーティーやゴルフ大会、カラオケ、パブ巡り、バーベキュー大会、ブレーメン中心街の散策とバリエーション豊かです。もちろん参加は自由ですが、世界各国の留学生と交流することのできるよい機会です。これを機に仲良くなったりするので参加しておいて損はありません。恥ずかしがらずに稚拙な英語でもどんどん話していくことが重要だと私は強く感じました。
② 環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)
ブレーメン応用科学大学は3つのキャンパスから成ります。メインキャンパスには留学生のためのオフィスや図書館、実験設備などが完備されています。その他には、ブレーメン空港近くに位置するキャンパスやドイツ語やその他の言語学習の際に利用するキャンパスがあります。専攻内容によって利用頻度の高いキャンパスは人それぞれです。入学手続きの際に発行してもらったセメスターチケットを持っていれば、トラム(路面電車)やバス、電車を無料で利用することができるため移動は容易です。チケットの利用範囲にはある程度の制限がありますが、ブレーメンを飛びだして近くの都市に行くこともできます。各キャンパスには食堂があるので昼食に困ることはありませんし、Wifiも完備されています。
留学生の住居は、シェアハウスもしくは間借りが一般的です。自室以外のシャワーやトイレ、キッチンは共有です。現地ドイツ人や他国の留学生、家主と交流できてよい面もありますが、文化の違いからトラブルに発展する場合もあります。最初は戸惑うこともありますが、生活していくうちに少しずつ理解できるようになっていきます。日本では当たり前だと思っていたこともドイツでは全然違っていたりと、話していくうちに面白い発見がいろいろとありました。