①余暇の過ごし方
ブレーメン応用科学大学での入学手続きの際、留学生はブレーメン市内のトラムおよびバス、そして近隣都市まで移動する電車を無料で利用することのできるセメスターチケットを発行してもらえます。このチケットを利用してブレーメン市内を散策してみたり、近隣都市であるハンブルクやハノーファーへ友人と出かけたりしました。また、12月に約1ヶ月行われるクリスマスマーケットはドイツ発祥の伝統的なお祭りであり、ドイツのほぼ全ての都市で開催されます。地域ごとに趣も違うため、それを見て回るのも新鮮でした。
ドイツのみならず、FLIXBAUSやRYANAIRというヨーロッパの格安公共機関を使えば費用を抑えながら欧州各国を旅することもできます。私はこの機会を利用して、イタリアやオランダ、フランスに行きました。この旅行に行くまで、私は欧州人と一括りにしがちでしたが、やはり国ごとに雰囲気は違いましたし、そこに住む人の気質もまるで違いました。自分が住んでいる地域、国とはまた違った街並みや文化、食、人に接することができてよい体験でした。ブレーメンにもさまざまな国籍の人が住んでいますが、実際にその国に行かなければ味わえないものでした。ヨーロッパに留学した際は、近隣の国を訪れ、いろいろと比較してみることを私はおすすめします。
②スーパーマーケット
生活するにあたって頻繁に利用するスーパーマーケットのシステムは日本のそれとはまるで違います。入り口には入場ゲートが設置されている店舗がほとんどで、基本一方通行です。スーパーを出るためには必ずレジを通らなければなりません。何も購入せずに出ることもできますが、その際にはレジ係の人にじろっと注意深く観察されます。万引き防止のためしょうがないのですが、用もなく気軽に店内を見て回ることがなかなかできないのがネックです。
レジカウンターはベルトコンベア式になっていて、商品を載せると自動でレジ係員のもとまで流れていきます。会計の際には、まず「Hello」と挨拶。ブレーメンの人は必ずと言っていいほど挨拶をしてくれます。どうやら基本のようです。その後は、バーコードの通った商品をその場で持参したエコバッグに詰めていきます。ビニールバッグは有料ですし、日本のように商品をバッグに詰め込むための台もありません。自分の会計が終わると、すぐに次のお客さんの会計が始まってしまうので私は毎回焦りながら詰め込んでいます。ゆっくりやっても問題はないのですが、私はどうも慣れません。
外食で済ませようとすると高値ですが、スーパーでは大量のじゃがいも、たまねぎ、にんじん等の野菜や肉類を安値で購入することができます。日本では見たことのないスナックや調味料、お酒も並んでいて面白い場所です。