Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ロイファナ大学リューネブルク校
2015年12月号 理工学部 K.U

<試験について>

私は理工学研究科の生徒として来ているため大学での主な活動は研究活動になる。そのため、授業はほとんど受講していない。唯一、受講しているのが英語の初級コースだが、この授業は随意科目である上に、私はもともと単位認定をするつもりがなかったので試験についてはよく知らない。そこで、ここではロイファナ大学の語学コースのシステムを簡単に書いていく。各語学コースは難易度ごとに分かれており、A1、A2、B1、B2、C1、C2のように徐々に難易度が上がっていく。基本的には試験を受けて合格したら次のコースを受講していくという形になると思われる。私の受講している英語の初級コースは下から2番目のA2コースである。これは随意科目だからなのか、一番下のコースからから受ける必要はなく自分のレベルに合わせて受講するコースを選択することが可能である。また、留学生は新しいセメスターが始まる前にドイツ語講座を受講する。このとき、留学生はドイツ語の実力確認テストを受けて、その結果から受講する講座の難易度が決まる。しかしその講座は留学生のみで行うので、A1かA2という初級コースの2択である。ちなみにA1コースのレベルは全くその語学について触れたことがない学生向けと言える。私はこのドイツ語講座をA1コースで受けていたが最初のうちはひたすら動詞の格変化を覚え続けるという内容だった。しかし最終的にはグループでドイツの文化についてドイツ語で発表するという課題もあるので、真面目に授業を受けていたらしっかりと身につく内容だと思える。

 

<現地の学生、友人について>

ロイファナ大学の学生や留学生と話していて実感したのは、日本以外の学生の年齢は多様であるということだ。日本のように高校を卒業したら大学に進学するというような概念ではなく、何かを学びたいと思ったときに大学に進学するという概念からこのような違いが生まれるのではないかと思う。このように多様な年齢の学生が大学には多くいるので付き合いの幅は広くなるだろう。私が通っている理系向けのキャンパスでは企業からプロジェクトのために来ている人も多いので、さらに多様な年齢の人がキャンパス内にあふれている。また昼食はキャンパス内の知人で固まって食べることが多く、そのときの年齢層は非常に多様で下は20代、上は60歳近くなどということがよくある。おそらく23歳の私が一番年下なのではないかと思う。しかしこのように年齢層が多様だと言ってもキャンパス内での付き合いは大抵20代の人たちになる。パーティなどを開くときも基本的には20代の若者がほとんどである。ただ私の場合はルームメイトが一回り以上年上の現地の労働者だったので年の離れた友人ができた。また彼とパーティなどに行き、彼の友人と話すこともでき非常に貴重な体験ができた。おそらく日本にいたら一回り以上年上の人と遊びに行くなどということはなかっただろう。基本的に留学生は留学生同士でルームシェアをしたりホームステイをすることが多いが、私にはこの少し変わったルームシェアが非常にいい経験になった。