Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リバプール・ジョン・ムアーズ大学
2011年2月号 文学部 M.I

オリエンテーションについて

本来、この大学はこの時期に交換留学生を受け入れることはないのですが、すでに決定していた大学との協定がなくなった為、イレギュラーとして受け入れてくれました。まず、この受け入れを許可してくれたLJMUとその為に動いてくれた龍谷大学の国際部の方々に感謝したいです。私は、今回留学先において、LJMUに来ることが急に決定したため、VISAの関係上1月の中旬頃にリヴァプールに着くことになり、1月上旬にあるオリエンテーションには参加することができませんでした。しかし、担当の方と連絡をとり、ある程度の説明は受けることができました。しかしその説明はとても簡単なもので、これでいいの?と疑問に思うくらいあっけないものでした。しかし、初めてでどうすれば良いのか全く分からなかった私に現地の友人が履修登録の仕方など、丁寧に教えてくれ、初めのやらなければいけない事をスムーズに終わらす事ができました。モジュールの登録は、パソコンでやるのでとても簡単です。また、登録した後の調整も簡単にできるため、実際に授業を受けてから決めるということも可能です。イギリスは人当りが冷たそうなイメージがあったのですが、特にリヴァプールは私が思っていたより人々が温かい気がします。しかし、少し仕事に対する面では適当さがあり、びっくりすることも多々ありますが、これも国民性なのだと思います。

 

環境について
イギリスに着いて最初の印象はやはり天気のことです。以前BIEに参加した時に行ったカリフォルニアと正反対と言っていい程、ほぼ毎日くもり空です。そして、建物がとても印象的なものが多く‘イギリス’にいるということをとても実感しました。大学は、市街地にも歩いて行ける距離にあり、学内には緑も多く、また、校舎はイギリスらしい外見をした校舎でした。今、私が一番利用している場所は、大学内にあるLearning Resource Centreです。日本でいう図書館のような場所です。24時間利用できるので、勉強するのに最適な場所です。また、学内には、Student Unionといった、学生が様々な用途で利用できる場所があります。ここにはBarもあり、昼間からお酒を飲むことも可能です。夜になると学生が企画したイベントでとても賑わっています。学内でお酒を飲めるという点では全く日本と異っていて、やはりお酒に対する意識が全く日本人と異なる文化だなと感じました。私は寮のような場所でのフラットシェアではなく、大学の友人と一つの家をシェアしています。1つの家を5人で住むことでとても安く済んでいます。現地の人達と一緒に住むことで、家でも英語を使わなければならない環境というものはとても刺激的です。また、ホームステイと違って友人なのでそこまで気を使わなくてよく、私にとってすごく心地よい空間です。友人が犬を飼っているので、毎日犬にも癒されています。私の住んでいるところのただひとつの欠点が少し大学から遠いということです。基本バスを利用し、たまに天気がいい日には45分くらいかけて歩いています。

 

自由テーマ(交換留学について)

交換留学において、授業では専門的なことを学ぶので、自分の英語をきれいに訂正してもらえたり、英語事態を教えてもらえるという機会は全くといっていいほどないかもしれません。すべて自分次第です。もし、‘英語’を学びたいのならば、もしかしたら語学学校がてっとり早いかもしれません。また、ここには私たちのように日本から来る学生もいるので、日本語を話す機会も少なくはありません。最初は全く右も左もわからない状態でどうしても日本人に頼ってしまう自分もいて、自分は何を学びに来たのかと、もどかしい気持ちでいっぱいでした。私はここに来た当初、英語力を伸ばしたい一心で、そのようなことを考える機会が多くありました。しかし、交換留学は様々な面において、おおいに魅力があるものだと思います。例えば、語学学校は語学を学びに来ているので生徒はネイティブではありません。ここでは、周りの友達はほぼ現地の人々です。サークルに参加する時も、授業の時もどんな時も現地の人と同じ扱いです。話がわからなく悔しい思いもいっぱいしますが、語学学校では得られない、自分を成長させることのできる良い環境です。この良い環境で積極的に自ら動くことで語学力は伸びていくのだと思います。しかし、その伸びや充実の度合いというものはその個人が何を目的にしているか、そして自分でどのように行動に移せるかによってかなり変わってくると思います。何においてもそうなのかもしれませんが、要は自分がどう行動するのかです。交換留学の最大の魅力は自分次第で自分流の最高の留学にできる点です。私自身もこれから1年間、後悔しないように何事にも120%で取り組んでいくつもりです。