Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

リバプール・ジョン・ムアーズ大学
2013年4月号 国際文化学部 Y.K

この1年を振り返って

この1年間は本当にあっという間だったように思います。初めての1人暮らしと、外国語に囲まれた生活に戸惑いながらも、毎日がとても楽しく、充実していました。この留学を通して一番成長したと思うことは、とにかく努力することだと思います。基礎知識があまりなかったビジネス等の授業を現地の学生と一緒に受けること、英語で長文のレポートをたくさん書くことなどは特に、今までやったことがなく、本当に大変な思いをしました。授業中は集中して聞かないと何も分からない上に、ディスカッションではほとんど何も喋れませんでした。

また、私は比較的計画的な方だったので、日本にいたとき、あまり締め切りに追われることはありませんでした。しかし、こちらでは、内容の難しさと量の多さで、なかなか思うように進まず、締め切りぎりぎりということも多かったです。努力したからと言ってすぐに結果が出るわけではありませんでしたが、とにかく何かしらの努力をしなければ、授業も理解できず、レポートも提出できなかったと思います。

日常生活でも、異文化ゆえの様々な違いに苦労しましたが、ある程度は自分の努力で何とかなったように思います。留学生活はいろいろ大変だと思う一方で、今までいかに楽をしていたのかということを実感してしまいました。慣れないことや初めてのことをするのはとても苦労しますが、その分得るものも多いと思います。得られたものが今後の生活で役に立てばいいなと思います。


帰国後どう留学経験を生かす予定なのか

帰国後は、エントリーなどの本格的な就職活動開始までに少し時間があります。その時間を利用して様々な業界や職業を調べたり、就活に備えて準備をしたりするつもりです。留学前は公務員、だめだったら金融業界かな、と思っていましたが、留学を経て、あれもいいし、これもいいな、と迷い始め、もっと様々な職業に目を向け始めた気がします。

今の時点では、就職は一応、何らかの形で英語と留学経験を生かせる仕事を希望しています。しかし、たった1年の留学だけでは帰国子女をはじめ、もっと英語のうまい人たちと比べるとまだまだ語学力が足りませんし、留学経験のある学生はたくさんいるため、今のままでは難しいと思います。そのため、語学も頑張りつつ、他のことにも一生懸命取り組みたいと思います。資格試験については、TOEICなど語学関連のものだけでなく、他のものにも目を向け、知識の幅を広げたいですし、以前取得した資格で、もう1つ上の級を取得できればなと思います。

また、せっかく1人暮らしである程度自立できたと思うので、実家に帰ったからと、留学前の状態に逆戻りしないよう頑張りたいです。

 

自由テーマ

この留学は私にとって2回目の海外体験でした。1回目は龍谷大学の短期留学プログラムのアメリカ、マウントフッドコミュニティカレッジでした。その時はおよそ3週間しかありませんでした。そのプログラムの直後は学んだというより、楽しかったという印象が強かったです。原因はおそらくビザ取得や飛行機の手配等、大変な手続きを何もやらなかったことだと思います。ホストファミリーもいましたし、他の龍谷の学生も多かったです。そのこともあってか、旅行感覚でした。ところが今回はいろいろな手続きを期限に間に合うようにやり、渡英後も、自分の責任で様々なことをやらなければいけませんでした。留学期間の長さが全く違ったこともありますが、いろいろなことを自分ですることで、今回は楽しかったよりも、学んだという方が大きい気がします。はじめは自己責任でビザ取得や寮契約、様々なことを進めていくのがとても怖かったですし、失敗をしたくないという気持ちも強かったと思います。短期留学プログラム、交換留学と段階を踏んで、自分の責任で物事に取り組むことの大変さと大切さを学びました。また、それに伴って、それなりの度胸というか、自信もついたのではないかと思います。

最後に、誰かに支えられ、助けられているということに本当に感謝するばかりでした。留学前、留学中、旅行中でも周りのひとに助けてもらう機会がとても多かったです。留学という特別な機会だからと言わず、帰国後、‘日常’に戻ってもその気持ちを忘れないように心掛けたいです。