Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モスクワ大学
2012年4-5月号 文学部 S.T

日本から現地に持ってきたほうがいいもの

私が持ってきて正解だったと感じたものを、ここではいくつか紹介したいと思います。まず最初に勉強面での必需品についてです。勉強面では、必ず辞書を用意して下さい。そして、電子辞書と紙媒体の二種類で携帯することをオススメします。また紙媒体は、岩波書店の露和・和露辞典をおすすめします。電子辞書は、CASIOからでているコンサイス露和・和露辞典搭載型をおすすめします。私はこの両方を持っていくことを、強くおすすめします。なぜならば、私達の大学には、他のモスクワ大学と交換留学を結んでいる大学と違いロシア語を専門に学ぶコースは存在せず、圧倒的に語彙力が少ないからです。そのようにロシア語を専門に学んでいる留学生ですら、多くの場合電子辞書、紙辞書共に携帯しています。このような点から私は、辞書はデジタルとアナログ両方用意することをおすすめします。

次に勉強面以外での日本から持ってきてよかったものについて、見ていきたいと思います。生活面で役にたったのは日本からの食料、日本製の洋服等多岐に渡ります。しかしながら、そのどれもが絶対に必要なものではなく、その内の多くはロシアで代用品やその物自体を購入することが可能です。また多くの電化製品はロシアでの購入が可能です。このような理由から日本から持って行くものはスーツケース一つと手荷物一つで足りると考えられます。

 

モスクワ近郊の観光都市セルギエフ・ポサード

 

 

 

 

 

 

 

 

現地の学生、友人について

現在モスクワには、日本人とロシア人の交流団体が存在しており、そこでは毎週様々な勉強会やイベントが行われています。またそこで知り合ったロシア人と個人的に遊びに行ったり、旅行にいったり様々な交流を行う事ができます。このように、私はロシア現地でМГУのロシア人学生や社会人と交流を持てることが留学の最大のメリットではないかと今は、考えています。今後の目標としては、日本に特に興味のないロシア人ともコミュニケーションがとれるようになりたいと考えています。また、現地で受ける授業や、住む寮には多くの外国人が存在しておりロシア人以外の外国人とも交友関係を持つことができます。

例えば寮のキッチンでは、中国人が中華を作っており、その横でドイツ人が本を読みながらカップ麺を作っており、その横で私と韓国人で料理をしている等毎回グローバル(笑)な体験をすることができます。

 

ロシア人の好きなもの?

今回の自由テーマでは、ロシア人が何を愛し何を好むのか実際に体験した事柄を踏まえ、少しだけ紹介したいと思います。

ロシア人は春が好き。ロシア人は、とにかく春=暖かくなると元気が出てきます。とにかく活動が活発になります(笑)それはFacebook等のSNSサービスでも感じることができ、春の到来を告げるロシア人のコメントで自分のウォールがびっしり埋まることでしょう。

ロシア人は散歩好き!ロシア人の友達ができたら必ず「天気がいいからちょっと散歩しない」とあなたは、言われることでしょう。それぐらいロシア人は散歩が好きです。またそんな国民性のためか、モスクワには散歩に適した通りや公園等が数多くあります。ロシアに留学したら是非ロシア人と一緒に散歩してみてください!

ロシア人はウォッカが好き?私達日本人が、ロシア人をイメージする時必ず出てくるものそれはウォッカかもしれません。昔のソ連を紹介する映像や本には必ずと言っていい程、ウォッカを求めるロシア人のエピソードが載っています。しかし近年ロシア人の若者の間ではウォッカ離れが進んでいるとのこと。事実私が出会った多くのロシア人は、「自分はウォッカが嫌いだ」と証言してくれました。けれどもスーパーの陳列棚にはやはり、ずらりとウォッカが並んでいます。ロシア人はウォッカが好きなのか嫌いなのか、それはロシアに留学して是非自分の目で見てみて下さい。

画像のウォッカは、氷山の一角に過ぎず、実際には酒の陳列棚の半分がウォッカのスーパーもある。