Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

モスクワ大学
2014年5月号 国際文化学部 T.Y

□治安、危険を感じたこと、トラブルについて

モスクワの治安は良いとは言えません。赤の広場などの代表的な観光地でも観光客を狙った犯罪が絶えません。最近は、夜の9時ぐらいまで外が明るい事と、次第に暑くなってきている事もあり、夜の1時になっても外で遊んでいる人は結構います。酔っ払っている人も日本より多いです。ですから、夜中はなるべく一人で外出しないほうが良いと思います。また、車が通れないような歩道や小道を避け、大きな車道や人がたくさんいる大通りを歩くなどすれば、余程のことがない限りはトラブルに巻き込まれないと思います。

実際に現地で起こったトラブルは沢山ありますが、ほとんどが大学関係のことでした。まずは手続き関係のことです。最初に一度提出すれば良いものもあれば、定期的に提出しなければならない書類などもあるので、しっかり確認する必要があります。もし期限内に提出できなければ、授業を受けられなくなったり寮から追い出されたりします。次に寮に関するトラブルです。寮自体が古いことや、様々な国から来ている留学生が泊まっていることもあり、寮に関するトラブルは避けて通れないと思います。

その他で気をつけたいことは、現地のルールや警察官でしょうか。例えば、外出時のパスポート持参、お酒や煙草などの年齢制限など、現地の法律は日本のものと違う可能性があるので、事前に必ずチェックしなければなりません。警察官についてですが、最近外国人への職務質問が多いので、外出時のパスポート持参は必ずします。ロシア特有の賄賂を要求する警察官にはまだ出会っていません。

□食費について

ロシアには日本料理店が多くあります。うどん屋や屋台風のラーメン屋さんもあります。値段は高いです。

物価は基本日本よりも高く、レストランに行くと同じ量でも日本の数倍の値段くらいします。とくに紅茶や珈琲は場所によっては600~900円ぐらいするところもあります。ルーブル(以下p)に換算するとだいたい250pです。自分で紅茶や珈琲を入れるとかなり安いです。)

現地の留学生は普段は自炊で、たまに外食やカフェに行くことが多いです。近くに大きなスーパーもありますし、大学内でもマガジンや肉や野菜の売り場もあるので、自炊は難しくないと思います。モスクワには日本の商品の専門店がいくつかあり、日本料理に欠かせない調味料や材料なども、探せば売っています。

一方自炊していない人たちは、大学内の食堂やカフェで食べるか、デパートやマガジンで食料を買うかしています。食堂はだいたい1食100p前後、カフェは200pからセットがあります。

自分はほとんど自炊をしていないので、食堂で食事をしたり、デパートのパンやカップ麺やサラダなどを食べています。パンはとても安く、大きいものでも7p~30pです。カップ麺は様々ですが、大学内のマガジンには40pぐらいからあります。

また、前回にも書いたように水道水をそのまま飲むことは難しいので、浄水器を買うか(安いもので400pぐらい)水を買うかしています。ちなみに2リットルのコーラは260pぐらいです。

なるべく食費でお金をかけないようにはしていますが、やはりモスクワでは難しいことなのかもしれません。