パーダーボルン大学
2024年 7月号 国際学部 R.S
①この留学を振り返って
10ヶ月のドイツ留学で、様々な経験や体験をすることが出来ました。最初の3ヶ月は初めての一人暮らしや文化が違うルームメイトとの価値観の違いに戸惑いました。しかし、皆で一緒にご飯を作ったり、旅行にいくことで良い関係を築き上げることができました。冬は気温が0度を下回り雪が沢山積もりました。初めは雪が降る度にはしゃいでいましたが、日照時間があまりにも少なく私を含めた各国の留学生が、鬱の様な状態に悩まされました。毎日のように友達と集まってご飯調達やホームパーティをしていたことが嘘かのように、気力がない生活が続きました。前持ってビタミン剤を買っておけばよかったと未だに後悔しています。
学部留学をしていた自分は、ドイツ語もせっかくだし学ぼうと無料のドイツ語コースを数週間受けました。日本で多言語学ぶ時とは明らかに進むスピードが違い、初心者コースでも説明がほとんどドイツ語でまったく理解が追いつかず、死ぬ物狂いで予習をしました。結局、ドイツ語=難しいと苦手意識が芽生えてしまいましたが、少しでも知識を得えて興味をもてたことが大切だなと気付かされました。そのため、帰国して数週間が経ちますが、ドイツ語を自分のペースで学び直しています。
ドイツで過ごした日々を通して、自分自身と向き合うことができたと思います。改めて自分の弱みや強み、様々な価値観の人達と触れ合うことや英語が大好きだということを再確認しました。
②留学経験をどのように活かすか
ドイツの冬、時差がある中の就職活動、ルームメイトとの価値観の違い等の大きな壁を乗り越えた忍耐力や対応力はこれからの人生に大いに役立つと考えています。社会人になったら、今よりも重い責任を負うことになると思いますが、留学での経験を糧に邁進したいと考えています。また、行動力がより一層の身についたと思います。日本にいる時はグループワークだとリーダー役をよく行い、積極的な方ではありましたが、1人の時は服屋や雑貨屋に入れる度胸がなく、まともに買い物ができませんでした。しかし、ドイツで一人暮らしや旅行を通じて決断力が一気に高まりました。特に旅行先であたふたなどしていては時間ロスやすりの餌食になってしまいます。自ら考え行動する大切さを身に染みて痛感しました。
ドイツには世界各国からの留学がいました。Eurobizが主催のパーティやプチ旅行等で沢山の留学生と話すことができ、とても良い刺激となりました。友達と話す時は基本英語ですが、よくふざけ合って理解し合える程度でお互いの母国語やドイツ語、その他の言語を交えながら話していました。その経験がすごく楽しく、単語でも良いからもっと多言語を知りたいと考えるきっかけとなりました。特に仲が良かったスペイン人の友達たちのお陰で、スペイン語をしっかり学びスラスラと話せるようになりたいと思えました。これからもっと勉強し、語学試験を受け自分のものにしたいと考えています。
4日間で4ヶ国訪れた際の写真スロバキア、ハンガリー、オーストリア