Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

サレルノ大学
2022年4月号 理工学研究科 T. I

<オリエンテーション>

 私の留学先での大学生活は、4月4日にスタートしました。初めは、やはり自己紹介からでした。私が現在所属している研究室では、半数以上が留学生であり、国も様々で、名前を聞き取ること、覚えることが大変でした。やはり、聞き慣れない名前は発音も難しいのはもちろん、記憶に残りづらいです。ですが、名前で呼ばないのは失礼なので、覚えるまで何回も聞き直したり、メモを取るようにしました。私の留学のメインは研究です。そのため、オリエンテーションといえるようなイベントはなく、自分が使う物質や技術について記載されている論文を3冊教授からいただき、1週間で理解して次の週から実際に研究がスタートできるようにと言われました。論文を読んでいる途中で、研究室のドクターさんから、研究で使うであろう装置についての説明や、その原理について教えていただきました。その次の週には実験の練習として、論文に書かれている実験操作をまねしながら試料を作製し、またその試料を用いて装置を使う練習を行いました。そしてその次の週からは本格的に研究がスタートしました。研究室のドクターさんや教授とディスカッションを繰り返しながら、現在研究に励んでおります。

 

<就職活動>

 私は、留学を約1年間するために、就職活動を早く始め、また留学先でオンライン面接をしていたのでそのことについて書きたいと思います。まずは、修士1年生の時に、積極的に夏と冬のインターンシップに参加しました。夏は一社現地で開催で、冬はオンラインで三社参加しました。これは自分が就きたい職業を早い段階で定めるため、またインターンシップ生限定のイベントなどに参加できるようにするためです。さたに、気になる会社の説明会には積極的に参加し、質問で留学先からオンラインでの面接は可能かどうかを聞いて回りました。ほとんどの会社は可能でした。そして留学先でのオンライン面接がスタートしました。やはり一番苦しいのは、時差です。イタリアと日本では時差が7時間あり、まだ日が出ていないような早朝に面接を受けなければなりませんでした。会社の方でも、なるべく面接時間の要望は聞いていただけましたが、やはりこの時差は苦しかったです。しかし、多くの会社は留学生に対して前向きに捉えてもらえ、それを考慮して面接時間や時期などを柔軟に対応していただけました。出国前に対面で面接していただけた会社もあります。そのため、就職活動があるから、前期出発がいいが後期出発にせざるを得ない、ということはないと思います。