Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2019年2月号 国際学部 A.T

試験について

UCCでは交換留学生は基本的にどの学部のどの授業も受講することができます。授業によって、成績評価の方法が異なり、期末考査がある授業もあれば、主にエッセイなどの課題だけで評価されるもの、また期末考査と課題と両方ある授業もあります。私が選択した授業の多くは、期末考査がなく課題が2回にわたってあるパターンが多かったです。定期試験は限られた時間内に考え、解答しなければならないため、英語力にまだあまり自身がない私は、好きなだけ時間をかけられるエッセイで評価が行われるものを意図的に選択しました。前期は一つだけ期末試験があったのですが、過去問を図書館で手に入れることができるため、勉強はしやすかったです。私が受講した授業の試験は5つほど問題が与えられて、その中から2つ選んで700字程度のエッセイを書くというものでした。しかし、問題はほとんど過去問と傾向が似ているので、事前に何を書くかは十分に準備することができます。その場で考えて書くこともできますが、とにかくたくさん書くことが求められるので、事前にあらかた原稿を考えておいてペンを止めずに書かないと、求められる長さのエッセイを書くことはできないと思います。期末試験がないコースのエッセイは1500字のものから3000字のものまで、様々でした。ほとんどのコースは、オンライン上での提出になります。定期試験が少ないと、試験期間は授業も終わっているので、人より早く長期休暇に入ることができ、お得感があります。

 

    アイリッシュ

    後期に入ってから、アイルランド語の授業をとり始めました。アイルランドは英語の他にアイリッシュも公用語とされています。看板も英語とアイルランド語の両方で表記されています。ゲール語と混ざりがちですが、これはアイルランドの出身でない人がそう呼ぶだけで、アイルランドの人たちはゲールとは言わずアイリッシュと呼んでいるそうです。授業では細かい文法などを習うというよりも、コミュニケーション重視でどんどん表現を習うスタイルで、とても面白いです。綴りや発音はやはり難しいのですが、軽い挨拶などを覚えてからは、アイルランド人の友達と話すときに使ったりするととても盛り上がるので楽しいです。現地の学生は高校までずっとアイリッシュの授業があるそうです。ただ、アイルランド語を話す地域は非常に少なく、習ったけど使ってないから今は全然話すことができないと言っている子の方が多い気がします。世代が上に行くほど、アイルランド語に慣れ親しんだ人が多いため、アイルランド語の文法に少し引っ張られた英語を話す人がいると友達が教えてくれました。そこに訛りも加わったら、典型的なアイルランド人のおじさんらしいです。アイルランドは英語の訛りが激しいことで知られていますが、アイルランド国内でも、ダブリンとコークでは全く異なるアクセントがあるので、ネイティブでも全く聞き取れないことがあるそうです。早口で独特の訛りのある英語に苦しめられることもありますが、せっかくアイルランドに来ているので、少しなまってみたいなとも思ったりしています。