Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2023年10月号 国際学部 R.O.

環境について(大学施設/サービス、住居、街並み等)

私の住む寮はUCCからバスで15分ほどのところにあります。私の寮は寝室や浴室等は分かれていますが、キッチンのみ共同で3人のUCCの留学生と一緒に住んでいます。寮にはランドリールームがあり、乾燥機と洗濯機を1度使うとトータルで8ユーロかかります。そのため週1ペースで洗濯をするようにしています。

コークはアイルランドの第2の都市ではありますが、どちらかといえば非常に田舎だと思います。私の寮の近くにはコンビニやスーパーなどはなく、バスを使わなければ買い物に行くことができません。寮のすぐそばにバス停はあるのですが、バスは必ずしも時間通り来るわけではなく、30分以上バスを待つこともよくあり、歩いて行った方がバスより速く着くということもあります。しかし、街は非常に静かで、景色も美しく、とても落ち着くことができる場所だと思います。週末や夜になると街は音楽にあふれており、非常に素敵な場所です。

大学内は非常に広く、授業の移動に時間がかかることもあります。カフェや食堂、図書館などの休憩・勉強スペースあるので、授業の空き時間はそこで過ごすことができます。メインキャンパスから少し離れたところにはMardyke Arenaと呼ばれるジムがあり、そこにはプールやクライミングウォールなどの施設がそろっています。私はまだ使ったことがありませんが、UCCの学生なら自由に使うことができるそうです。

 

アイルランドに住む人たちについて

アイルランドには様々な国の人が住んでいて、街中でも英語だけではなく様々な言語が常に飛び交っていて非常に新鮮でした。アイルランド留学のメリットとして日本人が少ないことがよく挙げられますが、まさにその通りで、UCCの日本人は珍しい位置に当たります。そもそもUCCが交換留学先として提携している日本の大学が3つほどしかないそうです。

アイルランドの公用語はアイルランド語と英語となっていますが、アイルランド語を使う人はほとんどおらず、英語を使って会話をします。しかし、バス停の表記やアイルランドのテレビ放送などではアイルランド語が使われていることがあります。コークはアイルランドの中でも非常に英語の訛りが強い地域だと言われますが、先程述べたように様々な国籍の人がいるので、コークの訛りだけではなく、様々な地域の訛りも聞き取らなければならない難しさがあります。

アイルランド人の性格は非常に日本人と似ているところがあります。基本的に優しく、穏やかな人が多いと思います。特に興味深いなと思ったところは、人に場所を開けてもらうときや、人に話しかけるときにはExcuse meを使わず、日本語の感覚と似ていてSorryをよく使います。また、世界平和ランキングで日本よりも平和なだけあって、治安も非常に良いと思います。同じ島国であるためなのか、日本とアイルランドは少し似ているところがあるのではないかと思っています。

 

寮の共同キッチンスペース 街中で見つけたアイルランド語 10月の末に行われるコークジャズフェスティバル

(寮の共同キッチンスペース、街で見つけたアイルランド語、10月末に行われたジャズフェスティバルの様子です。)