Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ユニバーシティ・カレッジ・コーク
2024年3月号 国際学部 R.O

授業紹介(その2)

今回は2セメスターに取った授業の紹介をしたいと思います。履修した授業は以下の通りです。

① Introduction to Modern Irish

② Language & Culture in an Irish-Speaking Area

③ From Modernism to Postmodernism: Art after 1945

④ Irish Traditional Music Ensemble Studies(実技)

⑤ Jazz / World Music Ensemble Studies(実技)

⑥ Applied Ethnomusicology

後期は前期に取った通年の授業を加えるとトータルで8つの授業を履修しました。①と②はアイルランド語の授業です。②はアイルランド語圏の地域に4泊5日できるレジデンシャルコースで、アイルランド語の授業以外にも、アイルランドの音楽やスポーツなど文化を学ぶことができました。③は前期に取った美術史の授業であるModernism in Europeの続きになります。前期同様に理解が難しい授業でしたが、卒業論文に必要な知識も得ることができました。④~⑥は音楽学部の授業になります。⑥の授業は音楽民俗学に関する授業で、音楽を社会にどう活かすかという内容でした。毎回、グループワークや発表があるので、自分の英語に自信がない私にとってメンタルがやられる授業でしたが、アカデミックな英語を実践的に使う良い経験になったと思います。

UCCの授業は先生のサポートが厚いので、初めての分野でもチャレンジしやすいと思います。特に少人数の授業は先生との距離が近いのでサポートを受けやすいです。私はアイルランドに来て初めてジャズを勉強したため、始めはジャズの授業についていけていませんでした。しかし、先生が別の時間を使って週一程度で個人レッスンをしてくださり、そのおかげでなんとか授業についていくことができたうえに、非常に成長もできたと感じています。その分野に興味を持っていれば、先生も歓迎してサポートしてくれるので、分からないことがあれば積極的に先生を頼るといいと思います。

 

アイルランドの天気について

「アイルランドでの留学生活はどう?」と聞かれたあとに、「天気以外はいいよね」と答えることが定番なほど、アイルランドの天気はいつも悪いことで有名です。どの季節になっても基本的に雨が降るので、晴れの日は珍しいです。特に3月は毎日のように曇りか雨でした。そのためか春になっても気温はあまり上がらず、基本的にはずっと湿った空気で、冬は最低でマイナス5度ほどまで下がります。留学期間は9月から5月までなので、寒い時期を過ごす時期が長いですが、コークでは雪は降らないので厚めのダウンジャケットで寒さを凌ぐことができました。また、寒さや雨のために地面が凍ったり、道によっては水たまりが洪水のようにできたりするので、ブーツは必需品です。さらに、風が台風並みに強いことがよくあるので、傘がさせないことがよくあります。一度、嵐がひどい夜があり、その翌朝に暴風のためか停電してしまったことがありました。友だちのアパートはひどい風のせいで建物自体が揺れたそうです。日本だったら休校になってしまいそうなレベルですが、それでも構わず通常通り授業が行われます。悪天候の際はバスがキャンセルされたり、大幅な遅れがあったりするので、そこだけ気をつけるようにしています。

現在は春が近づき、晴れの日が増え、軽いジャケットでも過ごせる気温になっています。春は青空が見えるほどの快晴の日でも急に雨が降り出すことがあるので、折りたたみ傘はどんな天気でもいつでも持っていくようにしています。このようにひどい天気の日が多いアイルランドですが、雨のおかげで虹がよく見られることもあるので、晴れた日のアイルランドの景色は非常に美しいです。

 

(アイルランド語圏を示すGhaeltacht呼ばれる地域に属するAn Rinnの景色と晴れた日のコーク市内、夜9時前の様子)