Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

イースト・アングリア大学
2015年10月号 文学部 S.T

①環境について

留学生活が始まってから昨日でちょうど一か月が経ち、ここでの生活にだいぶ慣れてきました。今のところ困ったことはありませんが、当初は日本との環境の違いに手間取りました。

私は大学内での寮に住んでいます。毎日ごみ回収の方が部屋に来てくださり、金曜日には浴室の掃除をされます。キッチンは共有で、そこは週二回掃除されるのできれいです。キッチンには共有のトースターがあることを知らず、事前に自分用のトースターを購入してしまい、その経費は無駄になってしまいました。こちらの天気は曇りの日が多く、気温も低いのですが、部屋には暖房が入っているので快適です。また今までに二度、寮で火災報知器が鳴り外に避難する必要がありましたがどちらも何事もありませんでした。昨年度オックスフォードの語学学校に行っていたときには、決まって授業中に週二回のペースでサイレンが鳴り、全員外に避難する必要がありました。この時は明らかに誰かが悪戯で行っていましたが、今回の原因はわかりません。

図書館には24時間使えるパソコンルームがありますが、学内の無線Lanに接続することで自室のパソコンでもインターネットが使えます。龍谷大学と違いパソコンのデーターを印刷するのは有料です。

キャンパスの中央にランドリーがありますが、そこを使う為にはまずカードを購入し、さらにネットで登録する必要がある大変複雑なシステムで、私はその作業の途中で電話番号を記入する欄でエラーが出たため登録できず、さらに洗濯機に入れることができる洗濯物の下限が一週間分ほどの量になっているため、一週間も洗濯待ちの状態で衣服を部屋に置いておくと衣服に悪そうなので、洗濯物は毎日洗面台で洗うことにしました。

キャンパスの中央に食堂があり、昼はそこを利用しています。そこでの食事は5ポンド(1000円)もするので、夜はキッチンで自分で料理をしています。キャンパス内にはカフェがたくさんありますが、イギリスの手軽なサンドイッチなどの安い食品は日本人の口に合うものでない場合が多かったので利用していません。キャンパスの近くに4ポンドで食事ができる場所があるそうですが、まだ行っていません。

買い物は主にキャンパス内の売店で行っています。円安と現地の消費税が20パーセントということが要因となり、物価は日本の2倍の感覚で、ちょっとした買い物でも2000円ほどします。品物の品質は悪く、買ったお皿にひびが入っていたり、ハンガーは一度使っただけで折れてしまう場合もあるほどです。レシートがもらえないので、おつりがあっているのかもわかりません。キャンパスから歩いて10分ほどのところにクスコという小さなスーパーがあり、こちらの方が品ぞろえがよいので人気がありますが、一度使ったときに、10ポンド15ペンスを10ポンド50ペンスと聞き間違え、そのため20ポンド紙幣に追加して余分に出してしまった50ペンス硬貨を店員が勘定に入れず横領されてしまった失敗から、その店は利用しないことにしています。

キャンパスから街の中心部まで徒歩で一時間、バスで15分ほどかかります。街の中心部の店で服や靴などの必要なものが買えます。

 

②勉強とサークルの両立について

私は当初5つのサークルに入りましたが、現在ではさらに2つのサークルにも入ることになりました。当初の授業の内容は比較的簡単だったのでこれで大丈夫だと考えていましたが、今ではドイツ語の授業で授業中の会話が英語からドイツ語に変わるなど難易度が増しており、早急にドイツ語をマスターしなければならない事態になっており、サークルの活動に参加できない日々が続き、それがしばらく続きそうなのが残念です。また、サークルや生協を通して参加する活動の内容の多くが夜の8時や9時ごろに街のパブにメンバー達と飲みに行ったりロック音楽で踊るというもので、月曜日から金曜日まで毎日授業がある私にとって、それに参加すると翌日の授業に支障が出る可能性が高く敬遠せざるを得ないのも難点です。