Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

イースト・アングリア大学
2016年1月号 文学部 S.T

①日本から持ってきて良かった物

基本的に現地で必要なものは何でも購入できるので、これと言ったものは思いつかないです。ただしイギリスの物価は日本の2倍の点を考慮すると、できるだけ日用品などを日本から持って来ればいいと思います。またこちらの生協で購入したハンガーの強度は極端に弱く、すぐに折れてセロハンで繋げながら使用しているので、もしトランクに余分なスペースがあればハンガーを持ってくるといいと思います。大学の近くに中国料理の食品を販売している店があり、そこでふりかけや焼きそばなどの日本食も少し購入できますが、値段は高く、中国製の食品であることが多いので、日本から日本食関係のものを持ってくるといいかと思います。日本料理が恋しくなった時に自分で食べるだけでなく、自分の寮の外国人たちに日本食を紹介することができます。ちなみに物価高の状況ですが今年になって一ポンドが195円から167円となったことでこの状況は改善されたようですが、私が日本円をポンドに両替してポンドを現地で引き下ろすために利用したカード会社の仕組みでは、為替レートは日本で現金を振り込んだ時のものに固定されているため、現在の円高の恩恵を受けることはできませんでした。

②現地における日本の知名度について

現地の学生に自己紹介をする際、自分は京都から来たと言うと、日本のことは何も知らなくても京都の地名を知っている人が多く、そこから京都の説明をすることで会話が弾むことがよくあります。また、日本に興味を持っている人たちともたくさん出会いました。彼らと話をしていて気が付いたのですが、外国人が日本に興味を持つきっかけとなったものはアニメである場合が多いです。これは日本の文化に触れる際に、以前であれば伝統文化における詫び寂びの精神といった、何かしらの知識を持っていなければ理解するのが難しいものが多かったのに対して、アニメであれば、予備知識なしに楽しめることができる点が有利に働いた結果だと思いました。韓国人の留学生で、十年前にアメリカに留学した際には誰も韓国のことを知っている人がいなかったのに、今では韓国についてサムスンなど何かしらの知識をイギリス人たちが持っていることに驚いていた人がいました。日本の場合も年々日本に興味を持つ外国人が増えているのではと感じました。