①「試験について」
ヤギェウォ大学のWinter semesterの試験期間は1月末から始まりました。ですが、今回私が履修していた授業の中には筆記試験はなく、ひとつは授業内でのプレゼンテーション、もうひとつは期末レポートもしくは口頭試問が評価の対象でした。私は英語でのプレゼンテーションやレポートに慣れていなかったので、先行研究の取り上げ方や引用の仕方などを確認するところから始まったので苦労しました。レポートは10ページ書かなければなりませんでしたが、テーマは授業に関わることならなんでもよく、私はポーランドの音楽について書きました。他の授業もみるに、レポートは2月上旬の締め切りの授業が多いように思いました。テストがある授業を受けている友達に聞いたところ、テスト日程は何日か用意されていて、自分の都合の良い日で受けることができるそうです。
レポートを書くにあたって、図書館も利用しました。必読図書を図書館で借りるためです。試験前の図書館はかなり混んでいて、たくさんの学生が利用していました。本を借りるためには、最初にカウンターで登録する必要があります。この登録にはStudent ID cardが必要で、かつ有料でした。また、日本の大学の図書館のようにそのまま入っていけるわけではなく、ロッカーに荷物を預けて入る決まりがあるので、初めて利用した時は少し戸惑いました。また、館内で手に取れる本はポーランド語の本が多いので、英語の本を借りる時は、基本はオンラインで探して、カウンターで受け取りをします。ヨーロッパの図書館を利用できるのはとても良い機会だと思いました。
②「ハイキング」
ハイキングはヨーロッパではとてもポピュラーです。私も誘ってもらい、何回かハイキングに行きました。最初に行ったのはクラクフのOjcowski National Parkです。交換留学生20人ほどでピクニックをしました。公園まではバスで向かいましたが、行きも帰りもとても混雑していました。Ojcowski national Parkはポーランドの国立公園で、その中でも最も小さい公園だそうです。公園の中にはたくさんの洞窟があり、お城もあります。ちょうどその日はお城は閉まっていて、私は見ることが叶いませんでした。
ポーランドのハイキング地として一番に名前があがるのが、ポーランドの最南部にある山岳地、ザコパネです。その中でも「海の瞳」という意味のMorskie Okoという湖がとても有名です。クラクフ駅からザコパネ駅までは電車かバスで約3時間、ザコパネ駅からバスで約40分。終点で降りたら、そこからハイキングが始まります。湖まではだいたい2時間半かかります。基本的にはアスファルトの緩やかな道が続きますが、ショートカットできる石の階段もあります。階段は足場が悪く、上るのはとても大変でした。馬車も走っていて、歩いている私たちをたびたび抜かしていきます。
10月に行った時はとても良いお天気で、湖とその後ろの山々がとてもきれいに見えました。お昼を食べた後、湖の周りを一周しました。湖に流れ込む滝の上を歩くところが二か所あり、迫力がすごかったです。2月にも行ったのですが、その時は雪が積もっていて、湖は凍っており、その上を歩くことができました。
ピクニックは日本のようにお弁当を持ってくる人は少なく、リンゴ丸ごとやぶどう、サンドイッチを持ってくる人が多かったです。クッキーの大袋やチョコレートを持ってきて、みんなで交換するところは日本と同じかなと感じました。