Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヤギェウォ大学
2024年6月号 文学部K.T

①「この留学を振り返って」

 振り返ってみますと、この9カ月は本当に一瞬にも感じましたが、ポーランドで様々な経験を積んで帰ってくることができたと思います。留学に行く前は初めての1人暮らしや外国語での生活などへの不安も大きいものでした。しかし、留学先で出会う人々は優しく、そしてそこでの様々な交流を通して様々な文化や言語、価値観を知り、多くの貴重な経験をすることができました。

 私はクラクフの事が大好きになりました。寮の自室の窓から見える眺め、通学で何度も歩いた広場や通りの1つ1つ、それらすべてに記憶が詰まっています。いつかまた家族や友達を連れてクラクフを訪れたいです。そして日本の外で暮らしたことで、日本の事も今まで以上に好きになりました。衣食住の文化から違うところがたくさんあることを感じ、日本で生活していた時は普通に思っていたことの有難さにも気づくことができました。

 最後に、交換留学という制度があったおかげで長期留学に行くことができたと思います。約1年間と言う長期留学に行けたことは自分にとって代えがたい経験となりました。また、留学に行こうと決めた時から沢山の方々にサポートしていただきました。初めてのことばかりで失敗することもありましたが、そのたびに助けていただきました。お世話になった先生方、グローバルセンターの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 

②「留学経験をどのように活かすか」

 今回の留学は、私が初めて自ら選んだ大きな挑戦でした。この経験があることで、次の新しい挑戦をすることへのハードルは今までよりも下がったのではないかと思います。不安ばかりが先行して勇気が出ない私にとっては、まず踏み出すということも必要なのだということを学びました。この留学を通して、私はたくさんの学生と交流する機会を得ることができました。互いに留学に来た理由や将来のことなどについて話したこともあります。多くの新しいことに触れて、身近に感じることができるものが増え、私はさらに学びたいと考え、進学も視野に入れたいと思うようになりました。そして、これからも英語もポーランド語も勉強し続け語学力も高めていきたいです。また、留学で学んだ沢山の事を新たな学びへ繋げていきたいと思っています。

 学生の今、小さいころからの自分の夢のひとつであった、ヨーロッパの国々をこの目で見るということを叶えることができ、さらに、ヨーロッパで実際に暮らすことができたことは私の永遠の宝物となりました。今まで本やテレビなどからしか知ることができなかったヨーロッパの国々の事を自分の目で見て、そして肌で感じることができたことは、これから私が挑戦する時の原動力になってくれると思います。