試験について
ヴァーサ大学では、2種類の試験の受け方があります。一つは大講義で受ける筆記試験で、もう一つは、個人で試験日を決めパソコンで受ける試験です。
筆記試験の制限時間は2時間と長く、試験開始から30分後に教室を退室できます。試験は大抵の教科は3回まで受ける事ができ、試験の1週間前までに試験を予約をする必要があります。試験中は他の科目と合同で受ける事が多いので、問題用紙を間違わないように気をつけないといけません。試験内容は授業で学んだこと全てで、穴埋めではなく、記述式やマルバツ問題が多いので授業内容を深く理解する必要があります。試験結果はどの教科も1ヶ月後に開示されます。試験日は大抵月に1度あるので、初めの1回で落ちたり、点数が良くなかった場合は、2、3回と受け直す事が可能です。なので、そんなに気を詰めて勉強する事はないです。
次に、パソコンで受ける試験です。筆記試験とは違い、試験日の指定はされていないです。なので、自分が受けたい日時に予約して受けることができます。なので、時間を持って自分のペースで勉強する事が出来ます。
教科によって、どちらの試験を受けるかは変わってきますが、ほとんどのビジネスの授業は筆記試験です。
授業について
日本の大学とは違い、教科によって授業回数が違い、決まった教室もなく、毎回違う日時に講義があるので、カレンダーは頻繁にチェックする必要があります。授業時間は日本よりも長く120分で、たまに1日で4時間同じ授業を受けることもあります。
私がフィンランドの授業スタイルで驚いた事は、グループワークが多いという事です。
これまで大学でグループワークの授業を受けた事がなかったので、グループワークに慣れているフィンランド人や他の留学生の役割や進め方の流暢さには驚きました。グループワーク次第で成績が決まるので、個人課題以上に時間をかけます。なので、授業外でミーティングは当たり前で図書室やカフェなどで集まり、意見を出し合ってレポート課題をする事が多いです。
また、授業は講義型とオンライン型の2種類あり、科目によっては講義とオンラインのどちらで受けるか選択できる科目もあります。オンラインの授業は比較的授業日数が少ないのですが、課題の数がとても多いので大変です。毎週文献を読んでレポートを書かないといけなかったりするので、たくさんオンラインの授業を取ると、課題に追われて疲れます。なので、シラバスで授業内容や課題、授業時間をしっかり確認して、履修するようにしています。