Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴァーサ大学
2023年 12月号  経済学部  R.M

①ヴァーサの治安

Moi!

今回はヴァーサの治安について紹介したいと思います。フィンランドは全体的に治安のいい国だと言われており、ヴァーサも安全な街です。一度図書館にスマホを忘れたことがあるのですが、誰かが図書館の事務室に届けてくれていて無事に戻ってきました。留学している中でこれといった事件も聞いたことがありません。なので日本で暮らしていた時と同じくらい安全に生活できています。

治安には関係ないかも知れませんが、一度だけアパートに宗教勧誘がきたことがあります。私の住んでる部屋にはドアスコープといったものはなくリビングはガラス越しに丸見えになっています。カーテンはしていますが、電気が付いていると分かってしまいます。ドアベルが鳴ったとき、リビングで作業をしていたため電気をつけており居留守を使うことができませんでした。ドアを開けると父娘らしき人が立っており、男性が信仰について話し始めました(後で調べるとエホバの証人の方でした)。日本で宗教勧誘されたことはなく初めてのことだったので海外でもあるんだと驚きました。最後に、「また来るから」と、名前を聞かれたのですが、頭が回らず考えた結果自分の名前を正直に教えてしまいました。この訪問以降男性は来ていませんが、最初の時点で話を遮ってでも丁重にお断りしていたらと後悔しました。

フィンランドは冬にかけて日照時間が短くなり、ヴァーサでは16時〜17時ごろに外は暗くなります。夜に外出している人はほとんどいません。帰り道などを歩いていてもあまり人とすれ違わず、車もあまり見かけません。街灯はありますが、夜はかなり暗いので安全のために反射板のキーホルダーや反射板のついた上着などを着ている人が多いです。

人種差別についてですが、ヴァーサには少ないですが、アジア系やアフリカ系といった様々な人種の方が住んでいます。私は人種差別を見たことも受けたことも今の所はないです。ですが日本人の友人は帰り道で、自転車に乗ったおばさんから通りすがりに「Chinese Spy」と言われたと聞きました。調べてみると実際に中国人留学生スパイはいるみたいですが、それはアジア人をスパイ呼ばわりしていい理由にはなりません。友人がそんなことを言われてショックでしたし、どの地域にもそういう人はいるんだなと思った出来事でした。

 

②クリスマス・新年の過ごし方

日本に比べるとフィンランドではクリスマスが盛大に祝われている印象でした。街ではイルミネーションやクリスマスの飾りつけをしているお店や家が見られました。多くのお店では23日以降は休みにしており、ヴァーサ大学の留学生の多くは1セメスターのみで12月中旬には帰国してしまいます。なので個人的にはクリスマス・新年は旅行するのがおすすめです。私はフランス・イタリアへ旅行しました。その際に2つのトラブルにあったので紹介します。まず一つ目はスリです。フランスではディズニーランドに行ったのですが財布をスられました。最後のお城でのプロジェクターマッピングではすごい人混みだったのでその際にスられたのだと思います。原因はディズニーだから大丈夫だろうと油断してチャックのないトートバッグで行ったことだと思います。幸か不幸か、2枚持ってきていたクレカは別々に保管していたので現金少しとクレカ1枚の被害で収まりました。そしてイタリアのミラノから帰国する際ミラノには3つの空港があるのですが、私は空港を間違えました。早朝の便だったため電車の始発では間に合わずタクシーを使ったのですが運転手に荷物を取られ(最終的には戻ってきました)結局飛行機には間に合わず、2日後の便でしか帰国できませんでした。ここに至るまで様々な過程があるのですが長くなるので省略します。ホテル代、飛行機代、タクシー代と余分にお金がかかり後悔ばかりでしたが今ではいい経験だったと笑い飛ばしています。

どちらも私の不注意からきた出来事であり、同じ目には二度と遭いたくありませんが、自分の甘さを学べたいい経験だったとポジティブに考えるようにしています。                       

↑エッフェル塔

↑フィレンツェにあるウフィツィ美術館の天井