試験について
バレンシア大学では、自分がとる授業によっては、授業内に、複数回にわけて小テストが行われました。今までの授業の復習や確認のために行われ、形式は記述式でした。そして、1月の下旬に大きな試験があります。先生によっては、授業内にテストの問題を少し教えてくれたり、テスト問題も見せてくれる先生もいました(メモ不可)。しかし、スペイン人でも苦労するテストを外国人であり、しかも日常においてアルファベットを使わない日本人である私が、テストの問題を解くのは至難の業です。一応、紙の辞書は持ち込み可能でした。
語学学校では、4種類のテストがわけて行われます。
はじめに、動詞の変化のみのテストです。これは、11月の下旬に行われました。形式は、「直説法現在形で1人称だけ不規則な動詞を下の動詞から選べ」といったかたちでした。このテストは比較的簡単でした。日本人が得意とする形なので、このテストで点数を稼ぐことをオススメします。
次に、hablarのテストです。クラスのみんなの前で自分の好きなテーマについて、パワーポイントなどを使って、発表します。時間は質疑応答を含めて5分以上です。私は「日本語」について発表しました。私自身が思っているよりも、クラスのみんなが日本語に興味を持っていて、質問がたくさんきたので、すごく驚きました。ほかの人は、ハムスターやガウディやカポエラや庭などバラエティーにとんだ内容でした。だから、今まで自分があまり勉強してこなかった分野の発表などがあり、スペイン語以外でもすごく勉強になりました。この発表の日程は、自分の希望で決めれるので、私は様子見を含めて、12月の中旬にしました。
次に、escuchar escribir leerのテストです。これは日本人が最も苦手とするテストだと私は思います。しかも、1月の下旬に行われるので、大学のテストとかさなり、この時期は本当に忙しいです。また、出る範囲も当日までわかりません。Escribirは150字以上を書かなければなりません。ちなみに私の時のテストは自分の好きな映画についてでした。
最後にgramaticaのテストです。これは総まとめといった形で今まで授業で習った文法が全て出てきます。これを2月の初旬に行われ、半期のコースが終わります。
この4つのテストで次のコースのレベルがわけられます。しかし、語学学校の先生はみんなアジア人にはとても優しく、大目に見てくれるので安心してください。それよりも語学学校に休まず、笑顔で通うことの方が大切です。また、寮でスペイン人の友達をつくり、語学学校では国際色豊かな友達を作ることもできるので、勉強以外でも語学学校はとても楽しい場所です。
治安、危険を感じたこと、トラブル等について
人々の様子からは感じることはできませんが、スペインは日本よりも不景気に陥っています。バルセローナやバレンシアなどのカタルーニャ州は比較的豊かな地域です、しかし、旅行などでほかの街(特にマドリード、アンダルシア地方)に訪れると、やはり、物乞いの方やホームレスが多くなってきていることに驚きます。夜、出歩く時は十分に警戒して歩いた方がよさそうであると感じました。またバレンシアでも、不景気に伴い、デモが多くなってきています。最近では、金~日曜日の少なくても1回は市役所前でデモが行われています。そういう場合は、興味を示さず、立ち止まらず、ビラを受け取らず、素早く歩くようにしています。
また、首絞め強盗も多くなってきているようです。
デモがよく行われる市役所前