Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2011年9月号 経営学部 A.T

 

 

カテドラル

 

オリエンテーション

バレンシアについてはじめにすることは、国際部に行って学生証と必要書類を受け取らなければなりません。国際部がコルテ・イングレスの中にあるので、見つけにくいうえに14時に閉まるので、時間には余裕を持って行くことが大切です。(臨時の場所と言われましたが・・・)その時に、ビザ・授業登録に関するオリエンテーションの場所と時間に関することも言われます。英語かスペイン語の説明のどっちがよいか聞かれるので、自分の得意な言語で説明をお願いしましょう。国際部に行く前にはインターネットで予約をしなければいけないのですが、予約をしなくても、人が少なければ、スムーズに手続きをすることができます。

授業登録に関するオリエンテーション(9月中旬)は事前に決めていた授業の確認用紙・時間割などの書類一式を貰い、簡単な説明を受けただけだったので、30分ほどで終わりました。ただし、苗字のアルファベットで前半と後半にわかれているので、自分の時間を確認してから行った方がよいと思います。

経済学部の本登録の手続き自体は簡単でした。

日本で事前に授業を決め、大学の担当者に送っています。だから、オリエンテーションで配布された書類の1枚が銀行の振込み用紙になっているので、それを学内にある銀行で授業登録料(約7€)を支払い、登録完了です。ただし、学内にある銀行の1つであるサンタンデール銀行の振込みは12時までなので、気をつけてください。ほかの銀行のATMは24時間利用可能です。

留学期間1年分の授業をこの日にすべて登録するので、シラバスや一週間の授業体験期間を有効に使うべきだと思います。

学校施設に関するオリエンテーション(9月下旬)では施設の紹介に加え、警察の方からの諸注意、留学生向けに開催される様々なイベントの紹介もされます。留学生向けのイベントに参加して、友達を増やすのもよいと思います。

 

環境について

 

・サービス
バレンシア大学に交換留学する学生は付属の語学学校の夏季集中コースに無料で受けることができます。語学学校は大学とは別の場所にあり、サッカースタジアム「メスタジャ」の近くにあります。コースが始まる前にテストを受けるので、自分のレベルにあった授業(1クラス20人弱程度)を受けることができます。テスト・授業は当然スペイン語で行われるので、普段から文法用語もスペイン語で勉強しておくと良いと思います。
このコースにはスペイン語をあまり話せないエラスムスの学生が参加しますが、スペイン語を身につける早さは物凄く早いです。語学を勉強する上で文法が一緒ということはすごく大きいと感じさせられます。また、単語自体も似ているので、スペイン語がわかっていなくても、エラスムスの生徒は質問をします。それにも驚かされます。
無料のコースが終わった後でも留学生向けの特別価格で週に2回受講し続けることができます。スペイン語のコースだけでなく、かなり料金は高いですが、英語のコースなども存在します。

 

寮の部屋

・大学寮(Colegio Mayor Lector Peset)について

 

私はColegio Mayor Lector Pesetという大学の寮に住んでいます。この寮は2人1部屋・シャワーとトイレは2部屋で共同利用となっています。朝・昼・晩と3食付いているので特に食費はかかりません。寮内には洗濯機(0.4€)、乾燥機(0.6€)、ジム、図書室、ゲームルーム(卓球・ビリヤードなど)、コンピューター室(日本語入力不可)、TVルーム(サッカーの試合があるときは皆で集まって観戦します)、水のサーバー(無料)があります。

寮はバレンシアのほぼ中心にあるので中央市場、世界遺産のラ・ロンハ、美術館といったバレンシアの観光地が歩いていける距離にあります。しかし大学のキャンパスまで歩いて行くには少し距離があるので、バスを利用するかバレンビシ(レンタルサイクル)を申しこんだ方がいいと思います。

 

手続きについて

 

バレンシア大学はビザの最終段階(警察署にビザをもらいに行く)まで、学校が手続きをしてくれるので、必要書類を国際部に提出するだけです。はじめの1カ月は授業登録、ビザの申請に関することなどしなければならないことが多くあります。留学生をサポートしてくれる方々がバレンシア大学には多くいます。

いつでも質問に応じてもらえる体制にあるので、絶対にわからないことや疑問に思ったことは、すぐに質問するようにしてください。それがスペインで快適に生活するためには必須事項です。バレンシアの人はみなさん優しいので、街中で聞いて、イヤな顔をされたことはまだありません。しかし、日本でも同じように、笑顔+すいません(スペイン語でぺルドン)+ありがとう(スペイン語でグラシアス)は忘れずに人に尋ねるようにしましょう。

また、焦らず、時間と心に余裕を持って行動することも大切です。スペインで1つ1つの公的な手続きをしている時に「こうすればスムーズにいくのに」と、どうしても日本と比べてしまう時があります。しかし、今いる場所はスペインなのです。このことを念頭に入れ、今日は「これできたから、いいか!」とプラスに考え、スペイン流の生活スタイルを受け入れ、早めに行くことを心がけ、気長に待つことが大切です。

バレンシア名物「agua de Valencia」