Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2014年12月号 経済学部 F.B

・授業紹介

バレンシア大学では日本の大学と違い留学生のためだけの授業は存在しません。そのため現地の学生と同じ授業を受けることになります。僕は経済学部の学生として留学しているため経済の授業を受講しています。授業内容も難解な上に先生の話すスピードも速く、正直ストレスを感じざるを得ない毎日です。また大学の授業の他に語学学校にも通っています。僕の通う語学学校は大学併設のものではないため、一緒に授業を受ける人の中には働きながら語学を学ぶ人や年配の方など老若男女様々な人たちがいます。初回授業の前にレベル分けテストを受け自分の授業が決まります。僕の場合、文法は出来ても会話に不安があったためレベルを1つ下げて授業を受けることにしました。内容としては授業の初めに簡単な文法や語彙を学び、配布されたプリントを説くといったものです。文法や発音に多少の間違いはあるものの積極的に発言し、各々の国の文化や風習について話し合うなどとても和気藹々としていて通うのが楽しみな授業です。語学学校、大学ではそれ以上に日本の授業とは比べ物にならないほどの会話速度です。留学を考えている人はネットで現地のラジオを聞き、日本に留学している現地の人に頼み会話練習をしておくなど耳を慣らしておくことをオススメします。それをしていても始めの頃は聴解に苦しめられます。留学が決まってからの約半年間、通常授業と並行してビザの手続きなど忙しい日々を送ることになると思いますが、この半年間の時間の使い方次第で現地に着いてからの生活に大きな変化が生まれます。気を緩めることなく有意義な時間を送って下さい。

 

・試験について

大学での経済の試験は1月の下旬に行われます。語学学校の試験はすでに年末に行われました。内容は今までの文法の総復習と先生と2人で行われる口頭試験です。先ほど授業についてのところにも書いたようにレベルを下げて授業を受講しているため文法の方は問題なく説くことができましたが、会話については答えるまでに時間を使ってしまいます。語学学校の先生曰く、日本人は他の国の人と異なり文法は問題ないが会話ができない人が圧倒的に多いようです。机に向かう勉強だけでは上達しないので、積極的に人とコミュニケーションを取ることを薦められました。