Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2015年4月号 経済学部 Y.M

①    カルチャーショックについて

スペインにはシエスタの文化があります。都市ではこの文化はなくなりかけているようですが、ここバレンシアではシエスタを取り入れる商店は少なくありません。また、日曜、祝日は百貨店を除き、大半の店が閉まるので、注意が必要です。

また、重要な連絡が問い合わせをしなくては得られなかったり、問い合わせをしても返事がなかったりします。わたしは家の契約の際、半月間口約束のみで、入居の前日まで連絡がありませんでした。また、語学学校も、開始日、開始時間など問い合わせするまで何も連絡がありませんでした。ときには、担当者が長期のバケーションを取っていて、全く連絡が取れないため、自ら別の人にコンタクトを取らなければならないケースもあります。予定の管理には余裕を持って、こまめに確認をしましょう。

 

②    DELEについて

長期留学において、一番の壁は、モチベーションの維持であるかと思います。かくいう私も、留学初期の熱意は、日常生活に困らない程度の語学力になると、どこかへ行ってしまい、気持ちが弛む時期がありました。その際には、国際資格であるDELE(Diplomas de Espanol como Lengua Extranjera)を受験することをおすすめします。これはスペイン語を母国語としない人に向けられた資格で、「読む、書く、話す、聴く」すべての能力を測ります。日本ではあまり有名ではないですが、ヨーロッパでは一般的です。というのも、ヨーロッパの多くの言語にはこれに似た外国人向けの国際資格があり、この資格を持っていれば、スペイン語を話さない人にも自分のレベルをわかりやすく説明することができます。また、テストの内容は実用性に富むものばかりなので、日常生活の幅も一層広がることかと思います。多くの語学学校にはこのテストに向けた対策コースも組まれており、通常授業もDELEのテストを意識した内容となっている場合が多いです。

1枚目は言語交換をしている友人と撮った写真です 2枚目は以前龍谷大学に留学にきていた留学生と一緒に日本食レストランに行った際の写真です