Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2015年12月号 国際文化学部 F.A

⒈ 治安、危険を感じたこと、トラブルについて

バレンシアに住んでいて危険に感じたことは今のところありません。夜中の3時でもたくさんの学生が飲み歩き騒がしいほどなので、海外で住んでいるという最低限の危機意識を持っていれば夜に出歩いても大丈夫です。しかし、クラブやディスコテカが集まる旧市街のカルメン通りでは夜に泥酔していた知人の友人がスリに遭ったそうです。また、違う大学の日本人留学生もスマートフォンをすられたので、バルセロナやマドリードほど過剰に気をつける必要はありませんが、ポケットに貴重品をいれないなど最低限の気をつけるべきでしょう。3月に行われる火祭りのときは観光客が増えるので特に気を付けた方が良いそうです。スペインでは「人が集まるところにスリは集まる」と考えた方が良いでしょう。

トラブルとしては、日本からの郵便物を税関で止められたことです。去年留学されていた先輩が過去のレポートで詳しく書かれているので細かい点は省略しますが、届くか届かないかは本当に運次第です。周りの日本人や韓国人の荷物の多くがマドリードの空港の税関で止められ、送り返されるか税金を払わされている状態です。私も今回運悪く止められ税金を払わされました。その上払ってから二週間以上過ぎても荷物が届かず税関に何度メールしても返信はありませんでした。それから、近くの郵便局に直接聞くと税関は関係ないと言われ何もしてくれず、税関に電話すると「まだ待て」と言われて終わりました。一週間後無事に届きましたが結局届くまで約2か月かかりました。日本からの荷物が届かない場合は電話で直接マドリードの税関に電話するのが手っ取り早く確実でしょう。

⒉旅行について

ヨーロッパは格安航空が普及しており安価でヨーロッパ各地を旅行することができます。また、ホステルを利用すれば宿泊費用を抑えることもできます。私もその格安航空会社を利用して12月初旬にロンドン、クリスマスにドイツのケルンとベルリンへ行ってきました。11月に起こったパリの同時多発テロの影響でパスポートのチェックや警備が厳しく、物々しい雰囲気が漂っているのかと思っていましたが、そういうことは無く楽しんでいろいろな場所がまわれました。クリスマスに訪れたベルリンのクリスマーケットは街のあらゆるところで開かれて活気に満ち溢れていました。ビールやソーセージは言葉に表せることができないほどおいしかったです。観光地では、東西冷戦の象徴とも言えるベルリンの壁の一部を残したEast Side Galleyは個人的に興味深かったです。壁は約1キロにわたって続いており、アーティストが描いた風刺画や平和を訴える絵が描かれています。壁は想像以上に薄く、25年前までこの薄い壁一枚で国が分断されていたとは想像もつきませんでした。実際行ってみることで東西冷戦の歴史をもっと知りたくなり、勉強したくなりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左からEast Side Galley, ブランデンブルク門、ベルリンのクリスマスマーケット