Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2017年9月号 政策学部 M.O

①オリエンテーションについて

私は9月1日にバレンシアに到着しましたが、オリエンテーションは11日だったので、それまでの間はバレンシアの町を散歩したり、バレンシアの大学院に在学中の先輩に話を聞きに行き、事前に少しだけ情報収集をしました。

オリエンテーションは留学生全体に向けたものと学部ごとのものがありました。まず留学生全体に向けたオリエンテーションでは、会場となる講堂の前で仮の学生証などが含まれた書類一式を受け取ります。この時、たくさんの人が並ぶので時間に余裕を持っておいた方が良いです。

オリエンテーション自体はバレンシアの街に関する説明や大学の歴史についてが主で、ビザに関する説明や履修登録については日本にいたときに前もって得た情報と変わらなかったのであまり意味はないのではないかと感じました。なので、オリエンテーションの時にあまりスペイン語が聞き取れなくても心配することはないと思います(私の場合、ほとんど聞き取れませんでした)。

学部のオリエンテーションでは、所属する学部の担当者より履修登録に関する説明を受けたのち、さらに所属する学科に分かれて、その学科のcoordinadorと呼ばれる教授よりまた説明を受けました。

そして、オリエンテーションの次の日に国際部に行き、長期ビザの取得などの手続きをしてもらいました。この国際部は大学内にはなく、旧市街にあり大学から歩いて20~30分ほどでした。また国際部は事前にメールを送っても返事がほとんど返ってくることはないので、返事を待たずに直接行った方がいいと思います。

 

②履修登録について

これは毎年変わることはないと思いますが、バレンシア大学で所属することになる学部・学科は留学前に選択することができます。授業の50%以上は所属する学部の授業を履修しなければなりません(私は全て所属学部の授業を取りました)。その他は他学部の授業を履修することも可能です。

学部ごとのオリエンテーションの時に履修登録用紙を受け取り、その用紙に履修したい科目を記入して所属する学科のcoordinadorと呼ばれる教授にサインをもらいます。これはcoordinadorのオフィスアワーにその教授の研究室に行かなければなりません。どの学科のcoordinadorがどこの研究室にいるのか記載された一覧表も学部のオリエンテーションでもらえます。

Coordinadorにサインをもらった後は、学部のsecretariaと呼ばれる担当者に履修登録用紙を提出します。Secretariaの部屋の近くで少し待って時間になると「~時の履修登録の人は来てください」と言われて、名前を伝えて確認してもらうと手続きを始められます。私はこの仕組みをきちんと理解できていなかったこともあり、secretariaの指定の時間を大幅に超えてしまっていたのですが、担当の方は非常に優しく接してくれました。

手続きを終えると、ポータルサイトにログインするためのユーザー名とパスワードが記載された紙と、履修登録代の払込用紙を受け取り、払込用紙を近くの銀行にもっていって€6.99を支払うとそれで履修登録は完了です。

龍谷大学と履修登録の方法が全く違うので、最初は戸惑いと不安しかありませんでしたが担当者の方々は優しく、ゆっくりスペイン語を話してくれたので(簡単な英語を交えながら)何とか履修登録を済ませることができました。