Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2015年6月号 政策学部 H.O

①この留学を振り返って

帰国して日本の生活に戻ると、9か月の留学は充実していて楽しくてまるで夢の中のように感じます。9か月間の留学生活は本当に時の流れが早く、一瞬で過ぎ去ってしまいました。渡航前は、ポーランドとはどんな国なのか、(もちろんインターネット上の情報はできる限り確認していきましたが)まったく想像がつかず、最初は不安なことも多数ありました。しかし、今回は龍谷大学から私を含め二人、同じワルシャワ経済大学のSabinki 寮には他の日本の大学から来ていた日本人二人、計四人の日本人がいて心強かったです。渡航前の情報から、留学先の選択として①ワルシャワ経済大学には世界各国から優秀な学生が集まっていること、②大多数の授業を自由に選択し、英語で受講できること、③他の国より日本人が少なく、英語の勉強にも力を入れることができること、この三点について重点を置いていました。この三つの条件から留学先には最適だと思い、ポーランドのワルシャワ経済大学を選択しましたが、この選択は間違っていなかったと確信できるとともに、これから留学を考えている方にお勧めできる留学先です。英語を勉強し、かなりネイティブに近い程度話すことを目指している方には英語圏の留学先が一番ですが、英語で経済を勉強したい、いろいろな国の人々と交流し、友達になりたいなど、英語が第一優先でなく、人とは違う留学体験をしたい方にはぜひワルシャワ経済大学を留学先の候補にすることをお勧めします。もちろんポーランドの学生はかなり英語が上手ですし、英語を母国語としている留学生もワルシャワ経済大学に留学しているので、英語の勉強に力を入れることもできます。よく言われることだと思いますが、留学において英語能力を高めることを目標にするのではなく、英語を使って目標を達成する。これが一番大切なことではないかと思うようになりました。ところで、留学中は自分がしたいことはできるだけ挑戦し、ポーランド、ヨーロッパに滞在している間でしか経験できないことをしようと考えて常に行動していましたが、ワルシャワの冬は寒く、部屋の外に出るのが億劫に思う時期があり、部屋にいる時間が多くなったことがありました。寒さに負けずにワルシャワの素敵な街をもっともっと歩き回ればよかったと後悔が残っています。留学中は常に色々なことに興味を持ち、挑戦し続けると、それだけ自分の成長の糧となると思います。

②帰国後どう留学経験を活かす予定か

今回、四年生の後期から卒業を先のばしにしての留学になりました。この選択で、就職活動に支障が出るのではないかと不安でしたが、運がいいことに、就職活動の時期が昨年より後ろ倒しになり、そこまで後れを取らずに帰国して就職活動を開始することができています。就職活動と卒業論文を中心に残りの学生生活を過ごす予定です。就職活動では留学経験を生かすことのできるように、英語で仕事を行うような職業につけることを目標としています。また、卒業論文は、ヨーロッパでの滞在経験を活かし、ヨーロッパやポーランドの都市に関連したテーマ選択を行いたいと思います。この留学経験は私の人生の中でかなり大きな変化と影響をもたらしました。今後も、留学中に体験したことを忘れずにたくさんの事に挑戦していきたいです。さらにポーランドと日本の懸け橋となれるようにこれからもポーランドの魅力を発信したり、関わっていきたいと思います。

左:ポズナン旧市街 右:トルン旧市街