やっと冬が過ぎ去り、ポーランドの方が待ちに待った春が来ました。
現地の学生、友人について
まずお酒が好きな方すぐにポーランドの友達ができます。というのもポーランドの方はお酒がないとあまり深くまで仲良くなれないような気がします。何かあると飲みに行こうとなります。しかし金曜日か土曜日の夜ぐらいです。真面目な部分もあり、仕事や学校に備えそれ以外はあまりウォッカは飲みません。ウォッカは酔うためのものだと現地の方は言っています。ここの有名なお酒は皆さんご存知の通りウォッカです。私はお酒が好きなので彼らの心を掴むのは早いと彼らに言われるほどです、ここのお酒は少しコミュニティに大事な気がします。
勉強の面はあまり日本の学生とあまり変わらないと思います。授業を休んだり、携帯をいじったりしています。ただ日本の学生と違う所は授業中に質問する、寝ない。また彼らは本当にヨーロッパやアメリカ、中東について本当に詳しいです。いわゆる彼らは意見を常にもっていおり、正しいか、間違っているかは関係なくどんな話題でも話ができるということです。またかけ離れたアジア情勢にも敏感で北朝鮮、中国と台湾の関係、日本と韓国、中国、ロシアにおける領土問題においても知っています。私たちはヨーロッパで何が起こっているか分かるでしょうか?ヨーロッパの隣国ロシアの情勢など語れますか?私はここに来るまで本当に少しの知識で全てが分かった気分で来ましたが、簡単に鼻を折られました。今思うといい経験ですけど。やはり彼らは歴史的に争いや侵略が絶えない分、海外の情報量はずば抜けています。基礎レベルは高いです。ポーランドの友達だけではなくヨーロッパやENPの諸国から来た学生は海外にすごい敏感で知識があります。
日本に興味があるポーランドの方
4月13-18日にかけてワルシャワ、クラクフ、トルン、ポズナン、オーストリアのウィーンの5つの大学にある日本語学科主催の合宿に参加しました。総勢400人以上の大規模なイベントで場所はワルシャから北へ3時間行くとWaplewoというリゾート地で、各地の大学の日本語教師とワルシャワ大学の日本サークル主体で日本に関係する授業が行われました。私はワルシャワ経済大学から1人でしたが率先して授業を一つ担当しました。その授業は私が一番愛してやまない日本で有名なスポーツ’野球’をポーランドの学生(約40人)に伝授してきました。二日間野球のルールを教えキャッチボールやバッティングをして最後に試合すると、すごい盛り上がりで講義が終わってもみんなで試合をしました。私主催で野球の授業をしましたが、こんなにも反響が良くてとても嬉しかったです。ポーランドではソフトボール協会がありますが、やはりヨーロッパの国ということもあり、サッカーがとても人気です。でも今回で野球の楽しさを知ってくれたので10年内に野球チームができるのを期待しています。
驚くことに、日本に興味があるポーランドの方は沢山います。まず日本に対して悪いイメージを持っている人は探すのが難しいほど親日国です。なぜ彼らが日本を好きになったのはとても様々な理由です。アニメ、漫画、映画(黒澤明)、音楽、歴史、文化、日本の高い技術、経済ビジネス、アジア人、日本食、日本語など様々な理由で私たちの国を好きでいてくれています。どんな理由でもいいですが、日本が好きで日本に訪れ、日本語を勉強し、将来は日本に関係のある仕事をしたいなど思っている方が多いです。私はいつも彼らに頭が上がりません。日本の方々にとってポーランドという国はまだ知られていないですが、私たちは日本がこんなにも世界において大変主に文化や技術、経済面においに高い評価をいただいていることを忘れずに、それを築いてくださった先輩達に感謝しないけません。
やはり生まれた国が世界から愛されたら嬉しいですよね。海外から見た日本と日本から見た日本とを考えながら日本という国が今以上に素晴らしい国になるように私も一人の日本人として少しでもそういう行動が出来たらなあと思います。
下記右:イベントでポーランドの方が着付け担当!?
左:誰もが愛する一番人気のうどんの店UKIUKI