Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2019年4月号 国際学部 Y.M

現地の学生、友人について

ポーランド人の正規生の友人はあまり多くありませんが、彼らの共通点として勤勉だということが挙げられると思います。レクチャ―形式の授業でもわからないところがあれば先生に確認したり、自分の意見などをしっかり発言するところは日本の大半の大学生とは大きく違うところだと思います。また、ポーランドの歴史のみならず、他国の歴史などについてもよく知っている人が多いように思われます。日本に特別関心があるわけでもないポーランド人の友人は、鎖国時代やペリー来航の時代の歴史についてかなり詳しかったので驚きました。

現地で出会った他の国からの交換留学生は、週末や連休の旅行を大事にしている人が多いです。日本でも10連休のゴールデンウィークがあったように、ワルシャワ経済大学では授業の終日休講や国民の休日などで10連休が同じ時期にありました。その休暇を利用して現地の交換留学生はほぼ全員旅行に行っていたと思います。毎週のように旅行に行っている学生も多いですが、彼らはメリハリがしっかりしていて、沢山遊んでいるように見えても課題やグループプロジェクトもしっかりとこなす人が多いです。彼らは複数の言語が堪能な人も多いので、グループプロジェクトなどで沢山の国の文献を調べることができたり、様々な旅行先で現地語を使ったりしているのはかなりの強みだと思います。私の現在のルームメイトはポーランド語を含めて3か国語のネイティブスピーカーなので、ポーランドでの生活面でかなり助けてもらっています。

 

電動スクーター「Lime」について

アメリカのLimeという会社が電動スクーターのシェアリングサービスをワルシャワで展開しており、最近すごく流行っています。街を歩いていると、道端に黄緑色の電動スクーターが置かれていたり、電動スクーターに乗って移動している人を良く見かけます。見た目は完全にキックボードなのですが、電動なのでキックする必要はなく、最高速度にして時速25㎞ほどのスピードが出せます。また、利用開始はスマートフォンのアプリケーションで完結するので、かなり便利です。アプリから近くのスクーターを探し、アンロックして利用開始します。アンロックして利用開始するのに1ズロチ(約30円)かかり、それ以降は利用終了するまで1分ごとに0.5ズロチ(約15円)ずつ課金されていきます。

私がワルシャワに到着した昨年9月頃からLimeの電動スクーターを見たことはありましたが、友人からの評判を聞いてつい最近になって利用し始めました。実際に利用してみると、かなり便利です。夜遅くに徒歩15~20分程のところから帰宅する時や、公共交通機関で行きづらい場所へ行くのによく利用しています。ワルシャワにはシェア自転車も普及しておりますが、普段は公共交通機関やUBERをよく使うので登録していませんでした。LimeはUBERやトラムなどでは行きにくい場所に行くのにも便利ですし、登録も利用も簡単なので本当に重宝します。ヨーロッパではパリやブリュッセルなど、他の都市でも同じアプリで使えるので便利です。

<Limeの電動スクーター>                 <他社のスクーターもあります>

<Limeのアプリ画面>