①この留学を振り返って

　ついに最後のマンスリーレポートとなりました。ポーランドから帰ってきて約1カ月が経った今、あの9カ月間は全て夢なのではないかと思うくらい、なんだか現実味のない出来事のように感じています。

　この留学を振り返ってみて、ポーランドでの9カ月間は、長い自分探しの旅のようでした。ポーランドにいた間、私は将来に関することや、日本にいたころの自分など、とにかく自分について考える機会が多くありました。そのため、好きなことや嫌いなこと、得意なことや苦手なことなど、自分について新たに気づくことが多くありました。また、これまで自分がどれだけ両親や友達など周りの人たちに支えられていたのかにも気づくことができました。これまで一人暮らしをしていたので、精神的には両親から少しは自立できていると思っていたのですが、全くそんなことはありませんでした。なので、英語はもちろん上達しましたし、素敵な友人にも出会いましたが、この留学での一番の収穫は、新たな自分を発見できたことだと思います。

　また、この留学を通じて、自分の中で少し変化もありました。まず、将来への考えが変わりました。留学前は、英語を使えるような仕事に興味を持っていたのですが、留学中にそういった考えは次第になくなっていきました。次に、一人で行動できる強さを手に入れることができました。初めての海外に一人で来れたこと、この留学中、何度か一人で旅行に行ったことから、留学前よりも一人で行動できるようになり、一人で過ごす時間が好きになりました。これらの変化の結果が良い方向に転ぶのか悪い方向に転ぶのかは分かりませんが、留学を通じて自分の中で変化が生じたことが嬉しくもあり、面白くも感じています。そして、間違いなくこの留学は一生涯の思い出に慣れたと確信しています。

②留学経験をどのように活かすか

　まだ具体的にこの経験をどう活かすかは決まっていませんが、あの9カ月間で得た気づきはどの分野においても活かせるのではないかと思います。例えば、私は現在就職活動中なのですが、自己分析において、この留学で気づいた自分の強みと弱みは大いに活かせると思います。

また、留学中に、これまで自分がどれだけ両親や友人など周りの人たちに支えられてかにも気づけたことで、周囲の人たちへの感謝とこの縁を大切にしていこうという思いがより一層深まりました。