《日本から持って来たら良かったと思う物について》

私が日本から持ってきて良かったと思う物は、パソコン、スマートフォン、小さめの電子辞書、英語の参考書、仏教の基礎の参考書、お聖典、スーツ一式、薬です。電子機器はある程度使い慣れていて、壊れる心配がないようにしておいた方がいいかと思います。スマートフォンは携帯電話としては使用していませんが、ちょっとしたメモ代わりに使用しています。会話の中で気になった英語の表現や、知らない事、感じたことをその場でメモするには最適です。また小さめの電子辞書はどんな時も持ち運べて便利です。いくら英語に慣れたといっても、わからない事も多々あります。特に外での講義や美術館での講義が私はあったのでその時はたいへん役にたってくれました。参考書等は講義の理解の助けにも、ファイナルのレポートの助けにもなります。特に真宗の勉強をする場合はお聖教は欠かせません。英語版(The Collected Works of SHINRAN)のお聖教は日本でも販売されていますが、アメリカで購入する方が安いです。しかし、日本で購入するとボックスが付いてきて、保存にはいいかもしれません。質を優先させたい方、またあらかじめ日本で勉強して行きたい方は日本での購入をお勧めします。また英語日本語に限らず、日本で日頃から使用している、参考書は持ってくるべきかと思います。私は、日本で受講した講義のプリント等も持参しました。また、スーツは前回のレポートにも書いたように、きっちり揃えて持ってくると、こちらで慌てる事がありません。薬は私の場合、花粉症があるので持ってくるべきだったと思います。この時期はカリフォルニアも花粉がひどく、大変悩まされています。

《現地の学生、友人について》

私の場合は大きく分けて３つ程のグループに分かれます。１つは、IBS生(大学院、同じdormの生徒さん、officeの方)。２つは、CAL(カリフォルニア大学バークレー生)。３つは、お寺の方です。寮の人は自然と仲良くなり、多くは寮のメンバーと時間を過ごしています。また、寮の方でなくても、講義で仲良くなった人たちと、ランチに行ったり、時には勉強の助けもしてくれます。CALの生徒ともよく遊んだりします。お寺の方は私の場合は同世代の真宗のメンバーのカンファレンスに積極的に参加して、積極的に話して、仲よくなる事ができました。しかし、こちらで現地の友達を作る事は本当に難しい事です。何でも自分から積極的すぎるくらいに行動していかないと、友達はできません。

《参加したお寺のアクティビティのまとめ》

今回は、私がアメリカでどういった寺院関係のアクティビティーに参加したか紹介します。

・お寺でのサンデーサービス、法要、見学等(バークレー、オークランド、サンマテオ、サンノゼ、フローリン、サクラメント別院、オレンジカウンティ、マリーン、ベニス、IBS、サンフランシスコ、パロアルト、ロス別院、ロサンゼルス大谷派寺院等)

・YABA(20代、30代の真宗のメンバーのワークショップ)

・カレッジカンファレンス(大学生の真宗メンバーの2泊3日の集まり)

・NWコンベンション(アメリカのNorth West地域の真宗者の集まり)

・YLT(高校生、大学生、大学生以上、両親のカンファレンス)

・テクノブッタ2回(20代、３０代の真宗メンバーのカンファレンス)

・禅センター(iBSの生徒さんの一人が案内してくれました)、禅堂・パシフィックセミナー(日本から特別ゲストの講演)等に参加させていただきました。

・サンデーサービスでの日本語と英語の法話。また、IBSでの花祭りの企画やハーバード大学神学部との合同シンポジウムでのプレゼンもさせていただきました。

ここ数ヶ月で多くのアクティビティーに参加させていただき、アメリカの浄土真宗の現状にもふれる事が出来ました。基本的に毎週日曜日は、どこかのお寺のサンデーサービスには行くようにしていました。徒歩で行ける範囲は限られているので、車を持っている方との行動も多かったです。日本の寺院との共通点、また違う点も発見でき、自分の体験、経験としてアメリカにおける浄土真宗のそれぞれの寺院のあり方や、メンバーさんとの交流をすることができました。一つ一つのアクティビティーから学ぶ事も多くあり、発表できる場があればと思います。IBSにおける留学は大学院だけでなく、真宗寺院また他の宗派や宗教ともふれられる多く機会も作って行けるので、特に現地でのインタビューやフィールドワークは面白いかと思います。修士論文等で現地での調査が必要な場合はあらかじめ、日本でより多くの情報を集めておいて、こちらで調査も可能かもしれません。