Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

米国仏教大学院
2014年1月号 実践真宗学研究科 H.S.

①授業について

1月29日に春学期のオリエンテーションがありました。春学期は秋学期に取ることのできなかったGTUの他の学校の他宗教の授業をとってみようと思ったのですが、IBSでの授業をどれも外すことができず、結局全てIBSでの仏教の授業を履修しました。特に今学期は、私の修士論文の内容に深く関係のある浄土真宗以外の仏教の授業をメインに履修しました。

①Introduction to the study of Theravada Buddhist Traditions

上座部仏教の教義や歴史、パーリ語経典について学ぶクラス。

②Zen Buddhism: Introduction to Zen Meditation

臨済禅、曹洞禅を主に取り上げ、禅を実践的な面から学ぶクラス

③Readings in Mahayana Texts: Triple Sutra

「浄土三部経」について学ぶクラス。

④Works of Shinran IV: Tannisho

『歎異抄』について学ぶクラス。

 

以上のように今学期も全て仏教のクラスを履修することになりました。正直なところ、可能であれば他の学校の授業も履修したかったです。しかし、宿題の量やファイナルペーパーの量的に4つのクラスが限度ではないかと秋学期を通じて感じました。そして、他の学校の授業は自分の中ですごく魅かれるという授業がなく、「経験として履修しておきたい」というくらいで目的がすごく曖昧だったので、そんなことなら本当に興味があり、明確な目的をもつことのできる授業を選ぼうという考えでこの4つを履修しました。

なので、もし他宗教の授業も受けたいと考えている方は、渡米前にこの2つの学期の明確なプランを持って、どのような授業を受けたいのかということを秋学期が始まる前からしっかり決めておくことをお勧めします。

しかし、実際に私が今回授業をあきらめることができなかったように、IBSの授業だけでも本当に魅力的な授業ばかりです。実際に英語で浄土真宗、さらに他の仏教を学べる機会など日本ではそうありません。ですので、仏教系の授業だけに絞って履修するのもよいと思います。

もうこの時期には来年の授業計画もでているので、それをしっかりと見ていくつか授業の目星をつけて渡米することをおすすめします。

 

↓IBSの2014年秋の授業

http://www.shin-ibs.edu/courses/?sem=Fall%202014

 

 

②余暇の過ごし方

1月は冬休みで授業はありませんでした。お正月はサンフランシスコの親戚の家のパーティに招待していただきました。そして1月の前半は基本的には寮の図書館で勉強していましたが、時々サンフランシスコに買い物に行ったり、友達とスノーボードに行ったりしました。さらに1月12日にはサンマテオ仏教会でアメリカで初めての法話をさせていただきました。

そして、17日から27日までハワイへ行ってきました。目的は観光と秋学期に研究をしていた今村恵猛という本願寺ハワイ教団の基礎を築いた方の調査でした。最初の6日間をオアフ島で過ごし、色々な方にお話を聞いたり色々なところへ観光に連れて行っていただきました。そして最後の4日間はカウアイ島で過ごしました。こちらでもお話しを聞かせていただいたり、色々なところへ観光に連れて行っていただきました。またカパア本願寺の日曜礼拝において法話もさせていただきました。10日間の滞在中はすべてハワイ教団がゲストルームを無料で使わせていただき本当に助かりました。1月20日にはホノルルでマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日のパレードに急遽参加したり、ハワイの日系移民の歴史を学んだりと、本来の目的以外にも本当に色々な角度からハワイを楽しむことができ、とても充実した10日間でした。ちなみに体重4キロ増というお土産もいただきました。

ハワイから帰って来てからは、友達に中国の旧正月のディナーに招待していただいたり、アメリカの年中のスポーツ行事で最も盛り上がるスーパーボウルを友達の家で集まって観戦したりとあわただしく過ぎていきました。旧正月にしろスーパーボウルにしろ、日本では全く関わりがなかったのですごく楽しい経験になりました。

 

ワイキキでのマーティン・ルーサー・キング・ジュニアの日のパレード

 

 

ハワイ、カパア本願寺での法話の様子

ハワイ、カパア本願寺での法話の様子