Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2017年12月号 政策学部 S.K

「治安、危機を感じたこと、トラブルについて」

カルガリーはかなり治安が良く、今までに危機を感じたことがありません。キャンパス内は夜になっても灯りが沢山あり、また一人で歩くのが不安な人はSafewalkというものもあります。キャンパス内の目的地まで一緒に歩いてくれるので安心して夜も出かけること出来ます。しかし、ダウンタウンは夜になるとあまり人が歩いていないので(寒いので)夜遅くなる場合は少し気を付けたほうがいいと思いますが、それでも危険だという話を聞いたことがありません。日本とは異なり窃盗事件は多いのでトイレなど少しでもどこかに行く際は一緒に荷物を持っていくほうが良いと思います。図書館などで勉強しているとよく隣の人に、トイレ行くから荷物見といて欲しいと言われたりします。僕の友達は電車内にパスポートが入ったカバンを置き忘れ、カバンを見つけた時にはすでに盗まれていました。盗みが多いのでいつも荷物のことを気にしておく必要があります。

 

「授業紹介」DEST(Development Studies)201

開発学と呼ばれるもので、様々な世界の問題を取り上げその原因や解決策などを勉強していきます。クラスでは特に貧困や不平等について取り上げ、欧米諸国が行っている貧困支援は本当に支援になっているのか、また戦後の欧米諸国の世界的な政策がどれだけ自分勝手で他国に貧困を作り出したかなどを勉強しました。例えば、よく服屋でいらなくなった服をアフリカの貧しい人に寄付するなどとあり、たくさんの人が服や靴などを寄付しています。しかし、世界中からアフリカ諸国に服が届きすぎ、市民は無料で服が手に入るため誰も服を買わなくなり、その国の繊維産業を衰退させ、多くの人が仕事を失っています。

このように世界の問題を様々な視点で考察していきます。なので、レポート、テストでも批判的な視点が求めらました。様々な理論も覚える必要があるので大変でしたがとても興味深かったです。この授業では一回のレポート、中間、期末テストがありました。テストでは選択肢問題は一切無く、すべて論述式でした。授業についていくのは大変でしたが、同じクラスに何人か友達がいたのでテスト前は一緒に勉強をしたりし、助け合いました。また、授業にもよりますが、インターナショナルの学生は事前に教授から許可がもらえれるとほかの学生より多くのテスト時間がもらえることが出来るので、教授に聞いてもみると良いかもしれません。この授業でも追加時間をもらうことが出来ました。

 

友達とハイキングに行った様子です。