Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2024年3月号 経済学部H.T

 

 

1.留学中の就職活動について

私の滞在しているカルガリーは時差が16時間あり、サマータイム後は15時間の時差があります。基本的に面接や説明会はカルガリーの18時以降開始になるので、面接がある日にその他の予定が入れにくくなるのが不満点です。以前のレポートにも記載したかも知れませんが、私は大学4年の後期から留学が始まりました。その関係で昨年も少しだけ就職活動を行なっていました。もしかすると、ガクちか(学生時代に力を入れたこと:面接でよく聞かれる)のために留学を行いたいと思っている方がいらっしゃるかも知れません。正直に申しますと、留学を行ったからといってESや面接で受けが良くなったと感じたことは、ほとんどありません。基本的にシャイな日本の学生にとって、留学に来てから何かクラブ活動を始めたり、新たなコミュニティを作ったりすることは難しいでしょうし、活動期間も1年未満であり力を入れた事として話すのはなかなか厳しいかも知れないです。留学を行ったからといって、「英語を頑張りました !」と思っているかも知れないですが、中には留学せずにもっと英語を上手く扱える人もいます。語学系の話は、国際系の学部所属なら印象はさらに薄くなると思います。ここまでネガティブな話ばかり書いてきましたが、私が伝えたいのは「留学中は就活を意識するな」ということです。私の経験上、留学中に就活を行って良いと感じたことは、1つもありません。できるなら就活で話すエピソードは留学を行う前に何か1つでも作っておくことをお勧めします。「留学」「語学」の話だけだと、確実に就活時に困ることになると断言できます。

 

2.費用について

ここでは留学にかかる費用を概算になりますが、記載していきたいと思います。

1ヶ月合計 約130,000円

内訳:     家賃   90,000円

                 食費  33,000円

                  通信  3,500円

              日用品 1,000円

食費などは削ろうと思えば、25,000円ほどに抑えることは可能だと思います。上記したものが、毎月必ず出費することになるであろう費用になります。家賃は寮の家賃(8ヶ月72万円)を記載しています。実際これらの費用は為替によって変わります。今はかなり円安(110円前後)なので、これだけかかっていますが、円安がマシになればもっと費用は抑えられると思います。また、上記した費用は最低限毎月必要な費用なので、ここにセメスター始めに大学に納める費用(約30,000円)、教材費、友人との交際費、旅行費用など突発的に必要になる費用を合わせた場合は1月で20万円ほどかかるかも知れません。単純計算をした場合、150万円ほどは最低限用意する必要があると思います(それ以外にビザ、パスポートの取得、旅行保険、語学検定、航空券、在学費30万円にも費用がかかり、60万円ほど追加で必要にはなります)。ですが、大学生活は12*4年で48ヶ月あります。留学に費やす8ヶ月を抜いた40ヶ月があれば150万円は自分で貯めることが十分可能です。また、あなたのGPAが高ければ月8万円、渡航支援13万円の奨学金をいただける場合があります。本当に留学を行いたいという思いがある人は、費用を見て諦めるのではなく、自分で費用を貯めてでも行くと思います。また、先ほど話した就活の際にも、自分で費用を貯めた話は「継続力」を示すエピソードとして使えますしウケも良いです。費用を理由に留学を断念するのではなく1年の頃から継続的に準備を進めましょう。