Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カリフォルニア州立大学 ノースリッジ校
2010年12−1月号 国際文化学部 N.Y

冬休みについて

CSUNの冬休みは12月16日から1月23日までと、比較的他大学に比べると長いです。私の場合ファイナルと呼ばれる期末テストが最初の日に終わったので、実質12月10日から冬休みが始まりました。この冬休みは、これまでで一番とてもとても充実したものになったと思います。

Horseshoe bend

Antelope

まず、私は3泊4日で、アリゾナ州にあるGrand Canyon、Horseshoe bend、Antelope、セドナという街、そしてネバダ州のラスベガスに車で行きました。アリゾナ州のGrand Canyonは有名ですのでどんなものなのかは想像はつくと思いますが、私自身も残りの3つに関しては無知でした。どれも言葉では説明できない場所ですので、写真をいくつかご紹介します。Horseshoe bendは、このような岩の周りに水が引かれていて、私たちはその上から見るのですが、とても高く足が震えるほどの高さでした。この岩と水の形が馬の蹄のような形をしているのでHorseshoe bendと呼ばれているそうです。Antelopeはとても幻想的な洞窟で、そこのガイドさんによると、この幻想的な曲線は水によってできたものだそうです。とても幻想的な洞窟に太陽の光が差し込んでいて何とも言えない場所でした。そして、セドナには、パワースポット目的で行きました。この街は、山のような岩のような大きいもので囲まれています。ここでは、いろいろとパワースポットがあり、その岩をのぼりパワーを感じるというのが私たちの目的でした。2つの岩にのぼりましたが、最後に上ったBell Rockと呼ばれる岩は上るのがとても危険で、足を一歩でも踏み外したら落ちてしまいそうな岩でした。ここには上るルートはありません。ですので、自分たちで足場を見つけて上っていくしかないのです。とても簡単ではありませんでしたが、上りきったときは爽快感でいっぱいでした。普段はカリフォルニアのロサンゼルスにいて、自然に触れる機会と言えば海ほどしかないので、アリゾナ州では、自然を感じる事ができ、日頃いる所とは全く違う環境に行けて刺激がたくさんありましたし、たくさんの自然に触れる事ができ日々の疲れをリフレッシュできたような気がしました。そしてこの旅では初対面の人3人と共に旅行しました。3人とも学生さんではなく、LAで働いていらっしゃる方たちで、普段出会わない人と出会い、そしていつもとは少し違った世界のお話をたくさん聞かせてもらう事ができました。とある事で一緒に旅する事になって、そこで出会って、本当に人生一期一会だなと思いました。この旅で最も学んだことでした。

そしてクリスマスのシーズンからニューイヤーにかけて、龍大のカナダとアメリカに同じく交換留学している2人と、NYとボストンに行きました。飛行機の手配からホテル、そしてNYからボストンまでの移動の手配すべて自分たちで何ヶ月も前から計画してきました。東海岸は初めてのこともあり、とてもわくわくしていました。そこはまるでカリフォルニアとは別世界で、雪で一面真っ白のマンハッタン、traditionalな可愛らしい建物に囲まれたボストンでした。NYでは、ブロードウェイでマンマミーアを鑑賞したり、観光名所を地図片手に回り、そして最も印象深いのは、ワールドトレードセンターの跡地です。私たちは、クリスマスの25日にそこに偶然訪れました。そこには、ご遺族の方たちで作られたクリスマスツリー、そして千羽鶴がたくさんありました。そこでは、皆がほとんど無言だったような気がします。面影のないワールドトレードセンターと悲しみを感じさせるその空気に事の重大さを改めて胸にずしんと感じました。25日の夜に誰もいないワールドトレードセンター跡地に偶然出会った私たちはそこで約1時間周りをぐるっとできる限り一周しました。NYでもボストンでも気づいた事ですが、ロサンゼルスに比べてホームレスが多いような気がしました。その中に、小学生くらいの子供が道でものを売っていたりというのも目撃しました。とても悲しいものでした。冬休みに久しぶりに友達2人にNYで再会し旅したこの約12日間は、学ぶことが多かった旅だったような気がします。色々な州を訪れ、州ごとにそれぞれの雰囲気があり、全く違った顔があり改めてアメリカは大きいなと、そしてまだまだ世界は大きいのだなと思いました。様々な土地に様々な人がいて、出会いがあって、色んなところに行くのはとても面白いです。もっともっと色んな場所へ行き、世界を知っていきたいと思いました。