Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カリフォルニア大学 デービス校
2011年10月号 理工学部  Y.Y

授業紹介

キャンパス内にあるExtension centerで4weeksの英語プログラムを受講しました。一日50分の授業を4コマ取れます。私は研究との兼ね合いもあったのでそのうち3コマ、Grammar, Composition, Speakingを受講しました。 行く前までは4週間は短いと思っていましたが、良質な勉強方法を学べたと感じています。 どの先生もしっかりとしたカリキュラムを組んでいて、生徒一人一人のやる気が維持できるような授業でした。英語のレベルごとにクラスも分かれているので臆することなく授業中も発言できました。宿題も毎日出ましたが、生活リズムを崩すほど大量の宿題が出されることはほとんどありませんでした。しかし上のレベルの人達の宿題の量はとても多いように見えました。もしこのプログラムへの参加を目指している方は、予め語学力を向上させておくと、こちらにきて更に有意義な授業を受講できると思います。また何より各国から来ている沢山の人達と友達になれたことがこのプログラムに参加した最大のメリットだったと思います。現在は4weeksのプログラムは終了していますが、今でもここで出逢った人達と放課後に一緒に英語の勉強をしたり、ご飯を食べに行ったりしています。私のプログラム以外でも同大学から私費留学で来ている人達もいました。私費留学で来ても損はないくらい本当に良質なプログラムです。現在は残念ながら理系の方しかこのプログラムに参加できないですが、全学生がこのプログラムに自由に参加できるようになればいいなと、私は思っています。

カルチャーショックについて

カルチャーショックを感じることは多々ありました。特に友達同士でのカルチャーの違いによるトラブルは自分自身が当事者でなくても色々と考えさせられました。例えば私にはスペインと台湾の友達がいます。ある時その二人が口論していました。原因は台湾の友達がナチスのマークが入ったブレスレットをしていたからだそうです。でも実際はナチスのマークを裏返したものらしく、台湾ではこのマークは幸せの象徴だそうです。ですがスペインの友達からするとナチスのマークを付けているなんて考えられなかったらしく、そこで口論になってしまっていました。その時思った事は、当たり前だと思っていることでも、それは一歩外に出ると通じないということです。しかし自分が当たり前だと思っていることを相手に話せばお互いの妥協点が見つかると言う事も学びました。その二人もしっかりとお互いの文化について話し合って、良い関係を取り戻していました。このできごとは特殊なことだったかもしれませんが、本当に多くの場面でカルチャーショックを経験すると思います。しかしそう感じた時は相手のカルチャーを理解できるチャンスでもあると感じています。日本にいたら気付かなかったことを沢山知ることができます。カルチャーショックから学べることは無限にあると思います。こういう考え方を持てただけでも留学に来てよかったです。

自由テーマ-Halloweenについて –

10月の月末にHalloweenがありました。最近日本でもポピュラーになってはきていますがやはりアメリカのHalloweenは規模が違いました。どの家も日本でいうクリスマスイルミネーションのようなものをやっていました。Halloween当日の10月31日は街全体がお祭り騒ぎでした。私のホストハウスも見事なイルミネーションが成されていました。近所の子供達がやってきてお決まりのtrick or treatを口ずさんではお菓子をもらっていました。子供たちの衣装がとても可愛かったです。是非日本でももっと普及してほしいです。ただHalloween当日は31日でしたが10月28日が金曜日だったので、私はその日に仮装してExtantionのpartyと、同じ研究室のKyleのホームパーティに参加しました。皆思い想いのコスチュームを着てご飯を食べたり、話したり、踊ったりしていました。こちらのpartyに何度か参加していますが、基本的に大音量の音楽が流れています。私はそういった音楽が大好きですので、日本の居酒屋に行くよりもこっちのパーティのほうが楽しいと感じています。それにアメリカの人達は特に友達でなくても、友達の友達なんかも気楽に家に招き入れてその場で仲良くなってしまうのがとっても良い文化だなと感じています。私は人との出会いが自分の人生で最も大切なことだと考えています。留学に来れば色々な場面で人との出会いがあります。それを経験できている今がとても幸せです。