① カルチャーショックについて
ロンドンに来て3ヵ月が経つので、こちらでの生活が始まってすぐの頃ほどカルチャーショックとして思い浮かぶものがあまりありませんが、まず一つ、トロントピアソン空港に到着した日にお手洗いに入って驚いたことは今でも覚えています。個室のドアが高く、足が少し見えています。電化製品のような日本の便座とは違い、ウォシュレットやヒーターなどという機能もありません。さらに、手を洗った後にハンカチを使っている人をこちらで一人も見たことがありません。備え付けのペーパータオルやドライヤーを使用する方が衛生的だと考えられているのかと思います。また、レジでのやり取りも、店員さんとお客さんの間には上下関係のようなものは特になく、どちらからともなく挨拶をし、去り際には”Have a good day.” “ You, too.”というやり取りをするのが一般的です。キャンパス内の食堂では、学生がお会計前のものを口にしている光景をよく目にします。その他にも、授業中に前の座席の背もたれに足を乗せるなど、日本では常識外れだと考えられるようなことがこちらでは日常的に見受けられます。また、大学のカリキュラムの仕組みも日本と大きく違います。1セメスターに5科目履修します。交換留学生は2セメスター合わせて7科目分ほどの単位を履修することが要件になっています。科目が少ない分、ひとつの科目を深く学ぶことができます。今後のマンスリーレポートの自由記述で授業についてももう少し詳しく記述できればと思います。
② 日本から持ってきてよかった物
日本から持ってきた物の中でも、ポケットのたくさんある小さいポーチのようなものはこちらに到着してから毎日使っています。寮のカードキーやクレジットカード、学生証、現金を全て一緒に入れて持ち歩いています。レトルトのお味噌汁と白ご飯は持参したもののさほど恋しくならなかったのですが、胃の調子が悪くても胃に優しい食べ物がすぐには手に入らないというときに役に立ちました。私は胃痛になりやすい体質なので、日本から持ってきた胃腸薬は特に重宝しています。慣れない環境で生活していると、何の前触れもなく体調が悪くなることもしばしばあるので、薬は持ってきた方がいいと思います。あとは歯ブラシもあると良いです。カナダで売っている歯ブラシは見たことがないほど大きく、最初に見たときは驚きました。また、気温差の大きい秋に羽織るものや、本格的に寒くなる前に着る冬用ジャケットもあると便利です。他には、主流なルーズリーフのスタイルが日本とはかなり違うので、日本のルーズリーフがどうしても使いたい場合は多めに持参した方がいいかもしれません。逆に、個人的に日本から持ってきたらよかったと思ったのは小説です。日本語の小説はオンライン以外ではなかなか手に入りません。日本では通学中に読書していたので、こちらに来て何度も小説が恋しくなりました。普段、日本で愛用しているもので、カナダで手に入れるのが困難そうなものがあれば持ってくることをおすすめします。